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クラウドを構成する仮想サーバー

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クラウドサービスにおいて、最も基本となるのが、AWSのEC2(Elastic Compute Cloud)代表される仮想サーバーです。

仮想サーバーは、一台の物理サーバーを仮想的に分割し、それぞれ個々のOSやアプリケーションを動作できます。

クラウドサービス事業者では、物理サーバーをクラウドサービスとして提供するベアメタルサーバーを提供している場合もあります。 仮想サーバーの設定は、セルフサービスのポータル画面から、仮想サーバーを約数分程度で起動でき、停止、再起動、削除など、利用状況に応じて、柔軟に仮想サーバーのリソースを変更できます。

仮想サーバーのプランは、仮想CPUが2CPU、メモリ容量が4GBといったように、仮想CPUの性能やメモリ容量によって、価格が決められています。

仮想サーバーの利用料金は、時間課金が一般的で、仮想サーバーの起動時には1時間あたり20円、停止時時は10円といったような価格体系となっており、2CPUとメモリ容量が4GBの場合、月額料金5,000円といったように月額上限付きで価格設定をしている場合もあります。

仮想サーバーでかかるコストには、仮想サーバーへのアップロードとダウンロードによるデータ転送量の費用がかかる事業者と、データ転送量を無料にしている事業者があります。

仮想サーバーには、仮想サーバーに割り当てるディスク容量となるルートディスクがあります。ルートディスクは、仮想サーバーの選択時に標準で実装されていますが概ね数十GBとなっています。利用用途に応じて追加のディスクを選択する必要があります。追加できるディスクには、HDDによる標準的なプランから、SSDによる性能重視のプランなどの要件や、10GBから1TBまで容量を選択できます。

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