オルタナティブ・ブログ > 『ビジネス2.0』の視点 >

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

2016年Q1のクラウド事業者のシェアと成長率について Synergy Researchより

»

調査会社のSynergy Research Groupは2016年4月28日、2016年Q1のクラウド事業者のシェア「Cloud Infrastructure Service -Q1 2016 Maret Share & Revenue Growth」を発表しています。

CIS_Q116.jpg
出所:Synergy Research Group 2016.4.28

調査によると、前年度比57%増のAWSが市場全体の31%のシェアを占めています。一方、AWSに続くNext3のMicrosoft、IBM、Googleによる合計が22%のシェアとなっており、前年度比93%増と急速な追い上げを見せていることがわかります。

Next20では、日本の事業者では富士通とNTTの2社を含むAlibaba、Centurylink、HPE、Oracle、Orange、Rackspaceなどが入っており、27%のシェアを占めています。前年度比41%増と上位4事業者とくらべていると増加率が低い状況となっています。

今後もクラウド市場は急速に拡大が予想されるものの、クラウド事業者のシェアの状況をみると、AWS、Microsoft、IBM、Googleの上位4社は今後もシェアを拡大する一方、Next20に入っていない事業者は、市場からの撤退を余儀なくされる可能性があり、Next20に入っている事業者においても今後厳しい競争環境が予想されます。

Comment(0)