世界最先端IT国家創造宣⾔ 改定の⽅向性(案)
政府のIT総合戦略本部は2016年4月21日、「世界最先端IT国家創造宣言に対する意見の募集」を公表しました。
背景には、「創造宣言」の前回の改定から、まもなく一年が経過し、「創造宣言」をより良いものとしていくため、「創造宣言」の改定を行うにあたり、意見の募集を行っています。
世界最先端IT国家創造宣⾔ 改定の⽅向性(案)では、以下のとおり示しています。
⽬指すべき社会・姿の実現に向けた今後の重点的な取組⽅針では、
▶ これまでの取組により、国を中⼼に⼀部の分野では実効的な成果が出現
⇒特に、国の⾏政情報システム改⾰等の着実な成果を踏まえ、捻出した財源をセキュリティ確保に充当する等の事例を地⽅に横展開していく⽅針に転換
▶ 国を中⼼とした成果を「国から地⽅へ」、「地⽅から全国へ」と横展開を図り、「⼀億総活躍」、「地⽅創⽣」等の安全・安⼼・
快適な社会の実現を⽬指す
▶ 2020年までを「集中取組期間」と位置付け、3つの重点項⽬を定め、国・地⽅が⼀体となり、強⼒に推進
としています。
出所:IT総合戦略本部 世界最先端IT国家創造宣言に対する意見の募集 2016年4月
「国から地⽅へ、地⽅から全国へ」 〜IT利活⽤の更なる推進のための3つの重点項⽬〜 では、
・国・地⽅の⾏政情報システム改⾰と成果の横展開
・国全体のデータ流通環境の整備
・データ等を活⽤した諸課題の解決
の3つをあげています。
国全体のデータ流通環境の整備では、
・ 利⽤者志向の「データ流通基盤」の構築
・ オープンデータ2.0の展開
・ データ流通の円滑化 等
の3つをあげ、
データ等を活⽤した諸課題の解決では、
・ ビッグデータを活⽤した社会保障制度の変⾰
・ マイナンバー制度等を活⽤した⼦育てサービスの変⾰
・ IT利活⽤による諸課題の解決に資する取組⽀援 等
の3つをあげています。