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日本におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の成熟度

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調査会社のIDC Japanは2016年3月17日、「国内デジタルトランスフォーメーション(DX)成熟度に関するユーザー調査結果」を発表しました。

従業員1,000人以上のDXを推進する大規模企業に所属にしている部長職以上にある243人によるアンケートによると、国内ユーザー企業のIDC MaturiyScape では、レベル1(個人依存)の成熟度を持つ企業が17.2%、レベル2(限定的導入)が45.6%、レベル3(標準基板化)が28.7%、レベル4(定量的管理)が7.2%、レベル5(技術的革新)が1.3%となっています。

20160317_1.gif

出所:IDC Japan 2016.3

国内ユーザー企業の約半数が、レベル2(限定的導入)の成熟度にとどまっており、レベル3(標準基盤化)が相対的に多い米国と比較すると、全社的な取り組みが遅れている傾向となっています。

IDC Japanでは、日本では、多くの企業がレベル2(限定的導入)の段階にあり、ユーザー企業には、

DXの取り組みを全社的な動きにつなげるために、CEOによるDXビジョンを明確にしたリーダーシップが求められる

としています。

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