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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

2017年までに、国内IT支出の20%以上はクラウド関連、2020年にはITインフラストラクチャ支出の30%以上、ソフトウェアおよびサービス支出の40%以上に

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調査会社のIDC Japanは2015年12月9日、「2016年版 世界と国内のIT市場に関する予測」を発表しました。テーマは、「~ デジタルトランスフォーメーションの規模拡大を牽引せよ ~」です。

「IDC FutureScape: 世界と国内のIT市場 2016 Predictions」の概要として以下の10の予測をしています。

1. デジタルトランスフォーメーション(DX):
2. 第3のプラットフォームIT:
3. クラウドコア:
4. イノベーションキャパシティ:
5. 社内外の「データパイプライン」:
6. インテリジェントエッジ:
7. あらゆるものの認知:
8. 産業特化型クラウドプラットフォームおよびコミュニティ:
9. 大規模な親顧客戦略:
10. サプライヤーとパートナーの再選別:

3. クラウドコア: に関しては、

2017年までに、国内IT支出の20%以上はクラウド関連となり、2020年にはITインフラストラクチャ支出の30%以上、ソフトウェアおよびサービス支出の40%以上となる

と予測しており、

クラウドのIT基盤を欠いたままDXイニシアティブを追求することは、まったく不可能になる。

といったように、デジタルトランスフォーメーションの進展において、クラウドは必要不可欠な存在として位置付けてます。

ソフトウェアおよびサービス支出の40%以上になるということは、この5年間でクラウドネイティブ化が大きく進んでいくということになります。

クラウド関連では、 8. 産業特化型クラウドプラットフォームおよびコミュニティ: があり、

産業特化型クラウドプラットフォーム(Industry Cloud Platforms)の数が全世界で5倍に増える

と予測しています。

大企業の半数以上が導入し、リーダー企業はこれらのプラットフォームを利用して、サプライ/流通ネットワークを今の100~1,000倍に拡大するであろう。このような、規模が拡大するデジタルのコミュニティと接点のない企業は、市場の急成長領域から締め出されることになる。

といったように、コミュニティとの接点によるエコシステムの取り込みの重要性を指摘しています。

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