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自動運転宅配ロボットの世界

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ヨーロッパのスタートアップ企業のStarship Technologies社は、6つの車輪を持つ自動運転宅配ロボットを発表しました。

スクリーンショット 2015-11-04 22.13.36.png
https://www.starship.xyz/concept/

自動運転宅配ロボットは、およそ9kgの買い物の荷物を入れることができ、5km程度の距離、30分以下の時間であれば、自宅などの目的地まで運ぶことができるといいます。

宅配ロボットの走行状況は、スマートフォンからモニタリングすることができ、歩行者と同じスピードで走り、目的の場所まで正確にたどり着くことができます。

セキュリティも強固で、ロボットにいれられた荷物はしっかりとロックされ、購入をした人のスマートフォンのみで開けることができるとのことです。

この宅配ロボットにより、個人の通常の買い物の時間を削減することができるなどのメリットが紹介されています。

今後、日本では高齢化が進む中で、特に、地方でスーパーなどから遠く、歩くことが困難な高齢者や免許を返上した高齢者向けの宅配サービスなどへの活用ニーズは高いと考えられます。

Amazonのドローンで商品を配達する「プライムエア」というサービスに注目が集まっていますが、空を飛ぶことからさまざまな規制が障害となっており、こういった、人間と同じスピードで正確かつ安全に走行し、自宅などの目的地まで届けてくれる自動運転宅配ロボットのほうが、おそらく早く普及していくのかもしれません。

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