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AWS、Microsoft、IBM、Googleの4強のシェアがクラウドインフラ市場の半分超に

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調査会社のSynergy Research Group 社は2015年7月24日、世界におけるクラウドインフラサービス市場を公表しました。

The Big Four Cloud Providers are Leaving the Rest of the Market Behind (2015.7.24)

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出所: Synergy Research Group 2015.7.24

調査によると、AWS、Microsoft, IBM、 Googleの4強のシェアは、2013年第二四半期の41%、2014年第二四半期の46%から、2015年の第二四半期は54%まで拡大しています。

4強の収益の伸びは前年比84%に対して、その他の事業者は33%と、大きな開きとなっています。中でもAWSの市場シェアは29%となっており、市場では圧倒的なリードをしています。 本調査によると、第二四半期のクラウドインフラサービス(含むIaaS、PaaS)は60億ドル(約7400億円)、年間では2000億ドル(約25兆円)の規模と、市場規模としては大きく、市場は北米市場がリードし、EMEAとAPAC地域が追いかけている状況です。

4強が市場をリードしている背景には、グローバル規模でのハイパースケールのデータセンター運用と、マーケティング力、そして運用サポート力が、その他の事業者を大きく上回っており、この潮流はそのまま続いていくだろうとしています。規模の小さい事業者は、特定のニッチなマーケットや特定の地域に限定した対応が望ましい状況にあるとしています。

世界規模で進むハイブリッドクラウドを加速する事業者提携(2015.7.28)」のブログでも紹介をさせていただきましたが、RackSpaceがMicrosoft Azureの再販に踏み切ったように、準大手のクラウド事業者においても、ユーザの選択などを考慮し、4強のサービスを再販する時代となっています。

4強とその他の事業者との差がさらに広がっていくことが予想される中で、各事業者は、そのまま競争を続けるか、サービスの再設計(再構築)をするか、4強サービスの再販や連携を強めるか、4強と競合しない領域にシフトするか、ニッチなマーケットに方向展開するか、地域限定とするか、撤退するかなど、多くの事業者は戦略の強化や方向転換が必要となっているのかもしれません。

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