政府の日本再興戦略、 IoTや人工知能等による産業構造・就業構造の変革へ対応、「ロボット新戦略」の推進等が盛り込まれる
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政府の産業競争力会議は2015年6月11日、「『日本再興戦略』改訂2015」(骨子案)を公表しました。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/dai21/siryou1.pdf
政府は、確実に生まれ始めている「経済の好循環」を本格化させるための正念場として、企業は稼ぐ力の更なる強化、個人は変革の時代に対応した能力開発、そして、産業では農林水産業やヘルスケアや観光産業の構造改革の必要性を示しています。
日本産業再興プランでは、
(1) 産業の新陳代謝の促進
(2) 雇用制度改革・人材力の強化
(3) 大学改革/科学技術イノベーションの推進/世界最高の知財立国
(4) 世界最高水準の IT 社会の実現
(5) 立地競争力の更なる強化 の5つをあげており、
(1) 産業の新陳代謝の促進では、
・ 企業の収益力
・稼ぐ力の確立・向上に向けた「攻めの経営」の促進。
・ 我が国 GDP の約7割を占めるサービス産業の活性化・生産性向上。
・ グローバルに通用するベンチャー企業の育成。
・ IoT・ビッグデータ・人工知能等による産業構造・就業構造の変革へ対応。
の5つをあげています。
IoTや人工知能などのキーワードが、政府の再興戦略に盛り込まれたのは、大きな前進といえるでしょう。
(3) 大学改革/科学技術イノベーションの推進/世界最高の知財立国 では、
イノベーション・ナショナルシステムの実装と、「ロボット新戦略」の推進等 があげられています。 政府のとしてもロボット戦略も重要な位置付けとなっています。
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