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「Apache CloudStack技術者認定試験」6月1日より配信開始

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特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(http://lpi.or.jp)は2015年5月12日、2015年6月1日(月)より、「Apache CloudStack技術者認定試験by LPI-JAPAN(ACCEL アクセル)」の配信を開始することを発表しました(ニュースリリース)。

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CloudStackとは、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアで、仮想マシンのプロビジョニング機能を持つManagement Server、仮想マシンを起動するノードで、CPUやメモリーなどのリソースを提供するHostなどから構成されています。OpenStackのコンポーネントが疎結合なのに対して、CloudStackはManagement Server中心の集中管理型のアーキテクチャーでApache Foundationの開発プロセスに準拠しているのが特徴です。

CloudStackの歴史は、旧サン・マイクロシステムズ開発責任者らが設立した米VMOpsが開発し、2010年のVer2.0 からオープンソース化して社名をCloud.comに。2011年7月に、Citrix Systemsが買収した。2012年4月に、オープンソースソフトウェアの開発や普及推進を図る非営利団体Apacheソフトウェアファウンデーションに寄贈され、「Apache CloudStack」としてリリースされ、2013年3月にはトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格しており、コミュニティとしても盛り上がりを見せています。

私自身も以下のとおり、エンドースメントを出させていただきました。

NTTコミュニケーションズ株式会社 クラウドサービス部 クラウド・エバンジェリスト / 社団法人クラウド利用促進機構 アドバイザー 国際大学GLOCOM 客員研究員
林 雅之 氏

Apache CloudStackは、国内においてもパブリッククラウドサービスおよびプライベートクラウドの基盤において、広く採用されています。「Apache CloudStack技術者認定試験」の配信開始により、CloudStackを基盤としたクラウドサービスやプライベートクラウド関連ソリューションの構築運用など、CloudStack関連業務に関わる多くのITエンジニアのスキル向上につながる資格になると確認しています。NTTコミュニケーションズは、パブリッククラウドサービス「BizホスティングCloudⁿ」の提供において、クラウド基盤にCloudStackを採用し、安定した信頼性の高いサービスを提供しており、弊社クラウドサービス開発に関わるITエンジニアのさらなるスキル向上にも役立てていけると考えています。

詳細はこちらから
https://www.accel-exam.jp/news-posts/apache-cloudstack-exam-start/

■出題範囲は以下のとおりです。

主題内容主要な知識範囲
一般知識(10% Apache CloudStackの概要 Apache CloudStackの概要
コンポーネントのアーキテクチャ(40%) コンポーネントの仕様、機能 Apache CloudStackの管理単位
管理サーバー、ホスト、ストレージ
システムVM、仮想ルーター
システム設計と環境構築 全体設計、要件定義
ネットワーク設計
システムの信頼性
インストールと環境構築
CloudStackの操作(30%) Webユーザーインターフェースによる管理 仮想マシン・ボリューム管理
ネットワーク管理
モニタリング
管理者設 機能によるWebユーザーインターフェースの違い
グローバル設定
サービスオファリング
CloudStackの運用、監視、その他の活用方法(20%) 運用・監視 運用・監視
トラブルシューティング
APIの利用 API

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