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ハイブリッドクラウドとはどんなパターンなのか?

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ハイブリッドクラウドというキーワードを最近目にする機会が増えています。日経コンピュータ2015.4.2の特集「台頭するハイブリッドクラウド」と日経SYSTEM 2015.2の「先駆者ユーザが語るクラウドの選択」をベースにハイブリッドクラウドについて触れられているので、ポイントを少しまとめてみたいと思います。

クラウドの導入パターンには、日経SYSTEMでは、大きく以下の4つのパターンがあげられています。

■すべてパブリッククラウド
・すべてパブリッククラウドでシステムを構成する

■消極的ハイブリッドクラウド
・パブリッククラウド移行予定のオンプレミス環境が残る
<パターン例>
AWS(新規構築アプリ)+vCloud Air(既存システム移行先)

■積極的にハイブリッドクラウド
・オンプレミス環境とパブリッククラウドをシステムに応じて使い分け
<パターン例>
オンプレミス(アプリの寿命の長い基幹系や工場システムと一体となった生産系、ユーザ数が少ない特定業務系システム等)
パブリッククラウド(メールシステム、営業システム等)

■すべてプライベートクラウド
・すべてプライベートクラウドでシステム構成する(大規模であれば十分低コスト)
プライベート(VMware)
プライベート(PowerVM)

<用途別>
ビッグデータ解析:パブリック(分析処理)、オンプレミス(アクセスログデータ蓄積)
バックアップ:定期的なバックアップ処理
オンプレミスからクラウドへの移行過程における平行運用

<レイヤ別>
アプリケーションやデータ連携
ミドルウェアやOS連携
仮想マシン、コンテナ、ベアメタル連携
専用線接続、VPC接続連携

などなど、あります。

ちょっと、メモベースですので改めてまとめてみたいと思います。

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