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Cyber Physical Systemにより変革される「データ駆動型社会」

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経済産業省は2015年4月15日、産業構造審議会 商務流通情報分科会 情報経済小委員会を開催し、「CPS(Cyber Physical System)によるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革」の中間報告書(案)を公表しました。

その中間報告書(概要)をもとに、少しポイントを紹介したいと思います。

VAN、インターネット、モバイルの普及から、IoT・AIの進化の時代となり、ITの浸透があらゆるモノに深化し、データが付加価値創出の中核にとなり、実世界とサイバー空間の融合が始まっています。

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出所:「CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革」中間報告書 2015.4.15

実世界とサイバー空間との相互連関するCyber Physical Systemが、社会のあらゆる領域に実装され、大きな社会的価値を生み出していく社会として「データ駆動型社会」と定義しています。

キーワードは、「モノのデジタル化・ネットワーク化が急速に拡大」、「AIの進化により判断の高度化や自動制御が進展」です。

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出所:「CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革」中間報告書 2015.4.15

CPSによるデータ駆動型社会の可能性では、日本においてもデータを核とした新たなビジネスモデルへ の転換を図れば、勝機があると指摘しています。

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出所:「CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革」中間報告書 2015.4.15

CPSによるデータ駆動型社会の実現のための横断的取り組みとして、制度面、チャレンジ支援、基盤整備の方向性を示しています。

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出所:「CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革」中間報告書 2015.4.15

CPSによるデータ駆動型社会のための分野別取り組みで、製造/モビリティ/スマートハウス/流通/インフラ・製造などの連携の中核拠点として、CPS推進協議会(仮称)を設立する方向性を示しています。

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出所:「CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革」中間報告書 2015.4.15

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