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講演資料作成にあたって、心がけている10つのこと

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この4、5年、幸いにも毎年30~40回の講演の機会をいただいており、自分自身が意識的に心がけていることを、自分自身の頭の整理も兼ねて、整理をしてみたいと思います。

1.対象のホームページを確認する

講演依頼をいただいた際に、まず、該当の団体や機関、企業のホームページを確認します。対象とする会員やユーザがどういったものに対して関心が高いのか、どういったサービスを利用し、商品を購入しているか、といった点などを確認します。

2.ストーリーがわかるタイトルを決める

講演依頼をいただいたセミナーの趣旨をもとに、タイトルと概要文を考えます。特にタイトルに関しては、その後の講演内容やストーリーにもしっかりとつながるようにタイトルを決めるよう意識しています。

3.対象者を想定して内容を決める

講演では、経営者、情報システム担当者、開発者、研究者、自治体関係者など、参加者は多岐に渡ります。講演に参加するにあたって、どのような目的で参加されているのか、参加者目線を意識し、参加者の目的やレベルにあわせた内容にするように心がけています。ここが一番重要なポイントであると考えています。

4.ストーリーと目線を決める

講演資料を準備するにあたって、最初に大まかなストーリーを決め、それにあてはまる資料やデータを準備するようにしています。ストーリーを決めていくにあたって、大きく分けて、ビジネス目線、サービス・開発目線、政策目線の3つの視点から選ぶようにしています。また、目次も必ず入れるようにしています。

5.既存資料と新規作成資料を分類する

ストーリーを組み立てて、既存の資料で流用できる部分をまず決めて、資料のストーリーの中に埋め込んでいきます。ストーリーの中で不足分の資料は最初は空白にして、どういった内容のものを入れ込むのか明記するようにしています。講演のテーマによっては、ゼロから作成する場合もあり、その場合はできるだけ多くの準備時間を用意するようにします。

6.時間をかけて多方面から下調べをする

新規資料を作成する場合は、できるだけ多くの情報を集めるようにしています。雑誌・新聞、ニュースサイト、書籍、セミナーなど、一つのメディアなどに偏らずできるだけ多方面から情報をインプットするようにしています。

7.講演時間と枚数をあわせる(1分=1ページ)

講演するにあたって、よく多いと指摘されるのですが、1分あたり1ページのボリュームで講演資料を用意するようにしています。毎回、駆け足になるところもありますが、参加者の反応にあわせて、資料を省略したり、時間をかけて説明したりと、柔軟な対応ができるのと、自分自身の安心感のために、資料をやや多めに設定するようにしています。

8.講演資料は図とヘッドメッセージを3行程度にする

講演資料の1枚は、できるだけ文字を少なめにして、フォントは、「メイリオ」で大きさを16もしくは18にするようにしています。また、ヘッドメッセージは、参加されているか方にもしっかりとしたメッセージを伝えるために、3行程度を心かげています。

9.全体の相関図をいれる

講演資料の最初などに、今回の趣旨やビジネスモデルの構成が整理できるように、相関図を入れるようにしています。相関図をいれることで、参加者の方が今どこの部分のことの話をしているのか、イメージしていただけるように意識をしています。

10.まとめを入れる

講演の最後に必ずまとめを入れるようにしています。講演内容の振り返りや、今回の講演で伝えたかったことなどをできるだけシンプルに書くよう心がけています。

 

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