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第6回LODチャレンジデー パートナーリソース活用ハッカソンに参加して

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11月24日(日)に「第6回LODチャレンジデー パートナーリソース活用ハッカソンに参加」に参加してきました。

LODチャレンジ Japan / Linked Open Data Challenge Japan 2013

今回のイベントは、「Linked Open Data (LOD) チャレンジ2013」の作品応募に向けて、アプリケーション開発に利用できるリソースを理解し、使い方をマスターしようというイベントで、50名を超えるメンバーが参加しました。

午前中は、国立国会図書館のLinked Open Dataや次世代統計利用システムなどやデータ提供パートナーや、日本マイクロソフトのWindows Azure、NTTコミュニケーションズのBizホスティング Cloudn、理化学研究所(LinkData)など基盤提供パートナーなどから発表がありました。(データ/基盤提供パートナーのページ


NTTコミュニケーションズの「Cloudn」のプレゼン模様

午後からは、「モバイルアプリ開発コース」「クラウド環境を利用したLODサーバ開発コース」「LinkDataを利用したデータ・アプリ開発コース」の3つのチームに別れて、環境構築やアプリ開発などを行いました。

私は、「クラウド環境を利用したLODサーバ開発コース」に参加しました。

LODサーバ開発コースでは、Windows AzureとBizホスティング Cloudnの使い方について、LOD事務局から発表がありました。


事務局からのBizホスティング Cloudnの利用方法のプレゼン模様

LOD事務局からは「Beginners Guide to Cloudn for LOD」の資料も用意いただきました。

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開発コースで行った内容は以下のとおりです。

Session 1 クラウドRDFストア・セッション
クラウドで仮想マシン作成・設定
Cloudn/Azureでインスタンス作成.各種設定
Virtuosoインストール・設定、仮想マシン上にVirtuoso、データ作成・ロード

Session 2 RDFウェブフレームワーク・セッション
サンプルインストール・実行
RubyでのRDF Webフレームワークのサンプルプログラム、サンプル・SPARQL説明、各自作業

私自信もクラウドRDFストア・セッションなどに参加し、Cloudnの仮想サーバを立ち上げ、VirtuosoをインストールしLOD開発サーバの環境を構築することができました。

最後に、「モバイルアプリ開発コース」「クラウド環境を利用したLODサーバ開発コース」「LinkDataを利用したデータ・アプリ開発コース」の各チームから

「モバイルアプリ開発コース」では、オープンデータの先進的な取り組みを行っている鯖江市の「鯖江トイレ情報」を活用したトイレマップの改良版などの紹介がされました。

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クラウド環境を利用したLODサーバ開発コース」では、DBpedia Japaneseから都道府県名をラベルに持つデータだけを切り出したRDFのデータを活用し、マッピングされた事例が紹介されました。

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LinkDataを利用したデータ・アプリ開発コース」では、「夏目漱石」というキーワードを投げてNDL APIで関連するワードを取得して、ビジュアライズするアプリなどが紹介されました。

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今回のハッカソンでは、短時間の間ですが、オープンデータを活用したアプリ作成や、LOD開発サーバの構築など、それぞれが今回のコースの特性にあわせた取り組みをしていたのが印象的でした。今回の取り組みが、多くの「Linked Open Data (LOD) チャレンジ2013」の作品応募につながっていくことが期待されるところです。

最後に懇親会も参加してきました。参加者の6割の30名前後の方々が参加されて、とても有意義な情報交換ができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

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どうもありがとうございました。

 

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