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クラウドテストベッドコンソーシアムのオープンデータ活用のためのPaaS環境について

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2013年8月27日、NTTコミュニケーションズが『 「クラウドテストベッドコンソーシアム」が「Bizホスティング Cloudn」をクラウド基盤としたオープンデータ活用・アプリケーション開発実証環境の提供を開始』のリリースを発表しました。

政府統計データベース「e-Stat活用のための開発検証基盤としてNTTコミュニケーションズが提供する「Bizホスティング Cloudn」が提供されます。

2020年までの政府の新たなIT戦略指針として、2013年6月14日に閣議決定した「世界最先端 IT 国家創造宣言」では、「ビッグデータの利活用の促進」および「公共データの民間活用(オープンデータ*4)の推進」が重要な柱の1つとして位置付けられています。オープンデータは、市場規模が約1.2兆円、経済波及効果が約5.5兆円とも推定され、欧州では2011年に「欧州オープンデータ戦略」を策定、本年6月に開催された主要8カ国首脳会議(G8)においても「オープンデータ憲章」が定められており、日本ではオープンデータへの取り組みの遅れが指摘されるとともに、政府や自治体が保有するデータの民間利用の促進に注目が集まっています。

このような中で、クラウドテストベッドコンソーシアムでも、政府統計データベース「e-Stat」*5をクラウド上でオープンデータとして提供し、ビジネス利用促進を図るとともに、アプリケーションやサービスを開発できる実証環境の整備に積極的に取り組むこととなり、そのクラウド基盤として、「Bizホスティング Cloudn」が採用されることとなりました。

http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20130826_2.html

今回の環境では、IaaS環境に加えて、PaaS環境が提供されるのが特徴です。

2013年8月27日には、クラウドテストベッドコンソーシアム主催によるPaaS説明会が開催されました。

20130826_151645

クラウドテストベッドコンソーシアムのページには、PaaS環境に関するページが設けられています。
http://www.cloud-testbed.jp/service/v-machine-paas.html

本コンソーシアムから提供する仮想マシンは、NTT コミュニケーションズ社の「Biz ホスティング Cloudn」 (クラウドエヌ)から、 IaaS サービスである「Compute(FLATタイプ)」のインスタンスとなります。 加えて、アプリケーション実行環境を提供する「PaaS」についての試験提供を実施します。

・既存アプリケーションの PaaS 移行、PaaS を活用した新規アプリケーションの開発等を計画される会員に、試験環境として PaaS を提供します。

・PaaS 利用上の課題、要望、改善点等の調査を目的とした提供ですので、利用後には試験利用レポートを提出してください。

・PaaS 試験利用期間は募集開始(2013年9月中を予定)から 2014年2月末とし、1社あたり 3か月のご利用期間といたします(利用者が少ない場合は延長可能とします)。

(1)提供されるPaaS環境の概要

PaaS 環境は CloudFoundry による実装です。仕様についてはNTTコミュニケーションズ様の資料(Cloudn PaaS)をご覧ください。

ランタイム環境として以下の言語、環境に対応しています(2013.07.25現在)

image

PaaS インスタンスから利用可能な Built-in サービスとして以下のサービスが提供されます(2013.07.25現在)

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Built-in サービスはデータ容量が 10MBに限定されていますので、 それ以上のデータを持つバックエンドデータベースを利用したい場合には、 IaaS 上にデータベースサーバを配置するか、Cloudn 上の「Relational Database (RDB)」を利用することになります。
IaaS(仮想マシン)を利用されていない場合には、「Relational Database (RDB)」の利用について事務局にご相談ください

そのほか、利用手続きや注意事項なども掲載されています。

オープンデータの活用が進むにつれて、クラウド環境の利用のニーズが高まっていくでしょう。

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