クラウド化する社会
日々の生活の中で無意識のうちにクラウド環境を利用しています。スマートフォンやタブレットにつながるクラウドの恩恵を受けることで、様々な情報の共有や活用、アプリケーションを利用でき、人々のライフスタイルやワークスタイルは大きな変化を遂げています。
クラウドは、知識や情報の蓄積・流通・共有・活用が新たな価値を創造する知識情報社会を念頭に置いたキーワードとしても定着しつつあり、さらに、社会性を帯び電力や水道や道路などの同様に社会インフラや社会サービスになろうとしています。
クラウドは、これまでビジネスの効率性や生産性を高めるという段階から、新たなステージにシフトしようとしており、あらゆる分野において広範囲に活用され、人々のライフスタイル、ビジネススタイル、そして社会サービス全体に大きな変化をもたらそうとしています。
社会全体でのクラウド化が進むことで、コンピューターリソースの共有による省エネルギーの実現、社会システム全体の高度化や信頼性の向上、重複投資の回避などの効率化にもつながります。
クラウドに膨大な情報や知識を求め、企業や政府や自治体、利用者やサービス事業者などが関与することで、クラウド・エコシステム、ひいては社会経済のエコシステムの形成にもつながることになります。
クラウドがコンシューマ向けのサービスや企業向けのサービス、そして、社会サービスとして存在感を高めていくにつれて、ビッグデータと呼ばれるように膨大なデータが日々蓄積されるようになります。これらの大量データを瞬時に処理し活用していくことで、クラウドの領域のみならず、社会全体の課題解決や新しい産業の創出などにも期待されています。
クラウドの活用による効率化によって生まれた余力は、膨大な情報と知識の利活用により、新しいイノベーションに力を振り向けられるようになります。企業・個人では到底蓄積や処理のできない情報や知識情報をクラウドを通じて利活用することで、新たな付加価値を創造し、ライフスタイルや企業活動の両面にわたって知識経済革命を生み出すことが可能な時代となっています。
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担当キュレーター「わんとぴ」
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