ニッポンクラウドワーキンググループ設立総会に参加して
2011年10月17日、「ニッポンクラウドワーキンググループ」の設立総会に参加してきました。報道発表資料はこちらです。
クラウドワーキンググループ会長の小堀氏は、設立趣意の発表の中で、日本のクラウドビジネスのマーケットを広げることを目的とし、サムライクラウド部会とクラウドビジネス推進部会し、特にクラウドビジネス推進部会の中で、中立性を保ちながら、共通プラットフォームを構築することで、ビジネスの拡大を図っていく点を強調されていました。
サムライクラウド部会の取り組みでは、ID連携、UI連携データ連携など、ニュートラルなアプリケーション基盤を作り、アプリケーションプールを目指しています。SAMURAI FEDERATION では、ID、UI、DATAの三位一体連携で、オープンソーシャルを採用することにより、アプリケーションのガジェット化をし、ビジネスシーンへの展開を目指すとしています。2012年以降には、サムライクラウド対応ガイドライン・API公開。オープンソーシャルとの接続検証等を実施していく予定です。
クラウドビジネス推進部会の取り組みでは、サムライクラウドを利用したクラウドビジネスモデルの構築を目指し、多様なステークホルダーが協働して有益な価値の創造やサムライクラウドを基軸に一般市場のほか、教育、医療、震災対応など。定期的に部会を開催しビジネスモデルをクラフティングする点を強調されています。
その後、各事業者からのプレゼンがあり、
GMOクラウド青山満社長による講演「クラウドによる新たなビジネスチャンス」では、オープンクラウドを目指す。GMOクラウドPublicとプライベートクラウドのIQ cloudの紹介があり、クラウドをプラットフォームとするエコシステムなどを紹介しています。
NTTコミュニケーションズのクラウドサービス部 担当部長の中山幹公さんによる「BizCityでともに創ろう!これからのクラウド」 でもNTTコミュニケーションズが提供するサービスの特徴のほか、クラウド事業者やパートナーなどが手を組みエコシステムの重要性を訴求していました。
最後に、デロイトトーマツの八子さんによる「クラウド(ニッポンクラウドWG)が日本のビジネスを変える!」 で設立総会は幕を閉じました。
本ワーキンググループでは、IIJ、Nifty、ソフトバンクテレコム、IDCフロンティア、NEC BiglobeなどIaaS事業者が勢ぞろいし、懇親会でも競合事業者での情報交換がされるなど、盛り上がりを見せました。
今後、ニッポンクラウドワーキンググループが、どのようなアウトプットを出していけるのか、今後の取り組みが注目されるところです。
※担当キュレーター「わんとぴ」
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