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Twitterとブログの使い分け

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最近、いろんな方とお話をしたり、ネットで見かけたりするのですが、「最近ブログを書かなくなった」とか「ブログを読まなくなった」という言葉をよく耳にします。

では、実際にブログの投稿数やPV数は本当に減少しているのでしょうか? 少なくともオルタナティブ・ブログはそうではなく、むしろ急激にPV数を伸ばしています。私の場合もTwitterを始めた昨年の7月と比べると、1日のPV数は1.5倍から2倍に伸びています。これまで1,000日以上ブログを毎日更新続けてきていますが、これほど急激にPV数を伸ばしたことはありませんでした。

私の解釈では、Twitterが気軽につぶやけるツールである反面、140文字という制約があるために、十分な情報をアウトプットすることが難しいと考えています。そのため、ブログに対する評価ががアップし、情報をストックするためのツールとして再び注目されているのではないかと感じています。

そのため、Twitterの延長線上であったブログは淘汰され、ある程度品質を保ってきたブログがアクセス数を伸ばしていけるのではないかと考えています。

これからは、Twitterとブログをうまく使い分けていくことが重要になってくるでしょう。私自身はTwitterとブログを以下のとおり、使い分けを意識しています。

Twitterは情報収集ツール、ブログは情報発信ツール

Twitterでは、自分がつぶやくことケースも多々ありますが、相対的に見れば、TL(タイムライン)を読むほうが圧倒的に多いのではないかと思われます。TLに流れてくるのは、知人や友人のものから、ニュースサイトのものまで様々ですが、そういった中で有益な情報を収集するタイムライン(TL)設計が重要となってくると思います。一方ブログ、もちろん読むケースもありますが、時間を書けてブログを書くということを考えると、情報発信ツールと考えることができるのではないかと思います。

Twitterはコミュニケーションツール、ブログはアーカイブツール

Twitterはリアルタイムウェブの強みを生かしリアルタイムのコミュニケーションが可能です。このリアルタイム性に魅力を感じる人が多いのではないかと思います。一方、ブログの場合は、トラックバックやコメントでコミュニケーションをとることができますが、基本的には、カテゴリや日時に紐づいたアーカイブツールとして考えることができるのではないかと考えています。

Twitterはメモ用付箋紙、ブログは毎日のノート

Twitterでは、自分が気になった記事や情報をメモベースでつぶやくようにしています。一方、ブログの場合は、毎日の自分のノートとして、投稿しています。

Twitterの対象はフォロワー、ブログの対象は不特定多数

Twitterの場合は、フォロアーを意識したつぶやきとなり、比較的ゆるやかな口調で書くことができます。一方、ブログの場合は、不特定多数のユーザを意識する必要があります。

Twitterは主観的、ブログは客観的

Twitterの場合は、ある程度自分の思いを素直に書く場合が多くあります。一方、ブログの場合は多少なりとも自分の思いを抑え、客観的に書くように心がけています。

ざっとですが、こんな感じで自分自身はTwitterとブログを使い分けています。この使い分けが正しいというわけではありませんが、やはりうまく使い分けながら相乗効果を出していくほうが、メリットが大きいのではないのではないかと感じています。

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