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他社から引き抜かれる社員になる

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金融危機の中、派遣社員や社員のリストラが進み、オルタナティブ・ブログのブロガーの方々も「雇用崩壊」などについて触れられており、今後、さらに雇用不安を抱えていく社員や派遣社員は増えていくことが予想されます。

雇用崩壊には、終身雇用の崩壊や派遣社員の増加など、様々な背景があり、政府の政策など、様々な対策が始まっています。しかしながら、政府の支援等に頼るだけでは、なかなか期待以上の環境を得ることは難しい状況になっているというのも否定はできません。

他社から引き抜かれる社員になれ!」という本の中では、サラリーマン人生を30年以上歩んできた方のメッセージが書かれています。「他社から引き抜かれる社員」、「独立できる社員」、「役員になれる社員」等を目指す読者に対して、どのようなことを意識して行動していいのかわかりやすくまとめられています。

当たり前のようでできていないビジネスの基本、自分や会社を変えるための仕組づくり、社内のコミュニケーションを高く意識すること、リーダシップなどについて書かれています。第3章では「会社に貢献する」意識を持つことの重要性も書かれています。会社に貢献していくためには、得意分野の持つことや、専門のネットワークを築くこと、軸ぶれを起こさず、上のレベルを目指して仕事をすることなどが書かれいます。

この本の中では、必ずしも転職することを推奨している本ではありません。他社がこの人を引き抜きたいと思うぐらいの社内外で魅力のある社員になるためにはどうしたらいいのか、ということが述べられているのです。

経済危機の中だからこそ、社内外の置かれている環境を見渡し、自分自身を見つめなおし、そして、自分の道をどのように切り拓き、家族を含めたまわりの人を幸せにさせていくのか、改めて問われてきているような気がしています。

 
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