オルタナティブ・ブログ > 『ビジネス2.0』の視点 >

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

IT業界の人材不足感と求められる人材像

»

経済状況が悪化する中、IT業界の人材は慢性的な不足感はあるものの、ITproの「「不足感は量から質に」、IPAがIT人材動向調査の結果を公表 」の記事を読むと、「量」から「質」に変化してきているようです。

その理由として、景気の悪化に伴い、システムの開発や構築をするといったケースが減少しているのがあります。そして、システムの利用形態やSaaSやクラウドへの移行が進むなどの利用形態が変化してきていることもあげています。 

IT業界に今求められる人材像として、「クラウド時代のアーキテクチャーを信頼性を保って構築できる人材」をあげています。おそらく、これまでのシステム更改時に提案をするといった営業のスタイル、そして、これまでのように会社別にソフトウエアを開発し構築するといったSEのスタイルというのは、大きく変化していくことになるでしょう。

ある調査会社によると、「2015年にはこれまでのITスキルが必要な人材は3分の1になる」ということを発言していますが、そうなる可能性も十分に考えられます。IT業界において求められる人材像が大きく変化していくことになり、人材像のあり方についても再構築が必要となっていくでしょう。 

景気が低迷する中において、IT業界における求められる人材像とはどんなものなのか、改めて議論をしていく必要が出てきている時期にきているのかもしれません。

Comment(0)