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SaaS world Tokyo 2008 初日はすごい人でした

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12月10日、東京国際フォーラムで開催されている「SaaS world Tokyo 2008」に参加してきました。今回のタイトルは、「-Your benefit in the cloud」と、クラウドコンピューティングを意識したテーマがつけられています。

昨年も人は多かったのですが、今年はさらに想像以上に多くの人が参加されていたかと思います。私が参加したプログラムは、まず最初に総務省から「ICTによる生産性向上戦略とASP・SaaS」というタイトルで今年6月に「ICTによる生産性向上戦略」の報告書が出されましたが、その内容のポイントを中心にお話をされていました。 

次に、セールスフォース・ドットコムの「Your Success. Our Cloud. ~クラウドコンピューティングで、すべての企業に成功を。」を聞きました。プレゼン資料自体は何度か見たことはあるのですが、セールスフォースの講演を聴いたのは始めてでした。実際の事例や利用ユーザが実際に壇上にたって導入のメリットを話す等、プレゼン自体に非常に工夫が見られたのは、おもしろかったと思います。やはり「クラウド」という言葉をあえて多用しており、「年間10億ドルを突破した始めてのクラウドコンピューティング企業」と自信を見せていました。セールスフォースの考え方は、ソフトウエアをなくし、「すべてをクラウドで実現」するということです。

夕方からは、マイクソフトの「クラウド コンピューティングの価値を最大化する選択肢:「ソフトウェア+サービス」の講演に参加しました。始まる前から長蛇の列で、後ろの席は立ち見でいっぱいでした。セールスフォースよりもマイクロソフトのほうが立ち見が多かったような気がします。マイクロソフトの講演のポイントは「ソフトウエア+サービス」でクラウドプラットフォームとなるWindows Azure(アジュール)とデスクトップアプリケーションとをお客様のニーズにあわせて提供していくスタンスをとっています。「ビジネスニーズによってお客様が決める」といったお客様指向を強調していました。マイクロソフトは、この日にNTTとの提携も発表しており、ネットワークとの連携色をだし、クラウドへの市場への存在感を急速に強めてきているという印象を持ちました。

今日は、午前中の「SaaS over NGNビジョン ~NGN時代のNTTのサービス創造への取り組み~」だけ参加する予定です。

少し気になったのは、セールスフォースやマイクロソフトの講演は多くの人が参加される一方で、講演後に各社のブースに足を運び、サービス説明を聞く人はあまり多くはなかったような気がします。「クラウド」のトレンドを知りたいという人が多く、まだ様子見的な雰囲気を感じました。 

このイベントに参加して感じたのは、様々な機会で「不景気だからこそ、ビジネス変革の時期であり、SaaSやクラウドを考えていくべきだ」というようなコメントをされています。確かに不景気の中、トレンドとしては盛り上がりを見せているような気がします。

少し話はそれますが、

   

では、総合ランキングでは、グーグル(2位)とマイクロソフト(6位)がトップ10にランクインしています。二日目のグーグルの「ITのコンシューマ化とクラウドコンピューティング」の講演はすぐに満席になってしまい、予約がとれませんでした。それだけ、グーグルのクラウドへの取り組みも関心が高いのでしょう。このような大盛況の講演を聞いて、「転職してみたいなあ」と思うビジネスパーソンの方が多いのかもしれません。。

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