政府が推進するイノベーション
»
8月27日あたりから各省庁の概算要求が公開されています。
特に経産省の「平成21年度経済産業省の概算要求等について」は興味深い内容がいくつかありますので、ご紹介したいと思います。
やはり、「グリーンIT」の部分が強化されています。「グリーンITプロジェクト」の要求額は68億円で昨年度から倍増しています。
また、「地域・中小企業の活性化」も最重要課題にあげられています。原油価格などの高騰により、価格転換が困難な中小企業の収益を圧迫しているのが現状です。中小企業の経営力向上の支援策がいくつか盛り込まれています。
総務省も同様にICTによる地域活性化、中堅中小企業の経営力向上支援等を掲げており、その効果が期待されるところです。
また、よく目にするキーワードは「イノベーション」です。
産業技術関連概算要求の中では、
- 地球温暖化、安全・安心など社会のニーズを踏まえた「イノベーションプログラム」の効率的推進
- 組織や業種等の壁を超えて技術・人材を機動的に結集させる「オープン・イノベーション」を推進
- 産学官の連携等による地域発イノベーション創出の促進
また、要求概要の個々の事業を見ても
- イノベーション実用化助成事業
- イノベーション創造機構(仮称)の創設
- 地域イノベーション協創プログラム
など「イノベーション」のキーワードが中にちりばめられています。
環境に対するイノベーション、技術や人材のイノベーション、そして、地域発のイノベーションなど様々なイノベーションが今の日本を元気にしていくためには、必要な視点のかもしれません。
SpecialPR