2011年以降のIT クリエイティビティ市場
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日本のITの未来はどうなるのでしょうか?
IT戦略本部は、4月22日、IT政策ロードマップの中間報告【概要版(PDF)】【報告書(PDF)】発表しました。
IT政策ロードマップの3つの強化分野は、
- 国民本位のワンストップ電子行政、医療・社会保障サービスの実現
- ITを安心して活用でき、環境に先進的な社会の実現
- 「つながり力」発揮による経済成長の実現
3の「つながり力」では、2008年度~2010年度が「つながり力」強化段階とし、2011年度~2015年度頃を「つながり力」発展段階と位置づけています。
「つながり力」発揮段階においては、
好循環基盤を活用し、IT クリエイティビティ市場を創設し、我が国を世界におけるIT の発信拠点、集積基地にすることにより、世界経済とともに成長する日本を実現する。【総務省、経済産業省及び関係府省】とし、
- ネットワークとTVの融合等、日本のシステム・サービスのグローバル市場での普及(日本市場のガラパゴス状態の解消)
- 企業や国境を越えた連携や新価値創出が継続的に行われるIT環境の実現、世界最先端のIT活用モデルの普及・定着
- ITによる企業間連携の促進、IT 人材の育成・活用の好循環プロセスの確立、世界最高レベルのIT 人材の育成
- 有線系、無線系を意識せずに利用できる高信頼で、高コストパフォーマンスな新たなネットワークの実現、そのために必要となる技術の開発 等
の4つをあげています。
特に日本の携帯通信事業は、ガラパゴス現象と呼ばれ、世界の市場に取り残された分野としてあげられていますが、通信と放送の融合やブロードバンドな環境下で高性能のモバイル端末を利用する等今よりもユビキタスな環境が実現されれば、今より一味違ったIT クリエイティビティ市場が形成されるかもしれません。
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