『ビジネス2.0』の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 『ビジネス2.0』の視点

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

1年前の4月に大学生の採用面接をする機会がありました。私の会社もIT業界なので、学生のITリテラシーが現時点でどの程度のものか判断する材料として、必ず学生に対して“学生時代にICTをどのように活用してきましたか?”という質問をしました。

学生からの答えは、約7割~8割が“mixi等のSNSを使ってネットのコミュニケーションをしています”と答えました。インターネットでの様々な活用の話を聞けるものと思っていましたが、多くの学生が同じような答えをしたのは少々驚きでした。

そこで、学生が学生時代にSNSを活用してきたという自己PRがどのように評価されるのか、またどのようにPRすれば面接官に良い印象を与えそうなのか少し整理してみたいと思います。


面接官の年代によって評価は大きく変わる
SNSは年代によってかなり価値観の差がありますので、面接官の年代によって評価は大きく変わるものと考えています。一次面接等で若手社員が面接する場合は、比較的理解を示してくれるかもしれません。ただし、年代が高くなり課長面接や部長面接に進むと、2chや掲示板の延長線上と思われ、マイナス評価を与えるリスクも考えられますので注意が必要です。

 

何を得ることができたか?
私が面接の時に学生に対して“SNSを利用して得られたものは何ですか?”聞くと、“SNSで多くの学生仲間とコミュニケーションをとることができました”という趣旨の答えが返ってきました。おそらくこの回答では十分ではなく、もう少し具体的に述べていく必要がありそうです。例えば卒論に関する研究テーマを考えていくときに“専門家のみならずSNSのコミュニティの一般消費者の意見も拾うことができ、質の高い卒論ができそうです”と言えれば、それなりの評価をしてもらえるのかもしれません。

 

特化型のSNSを利用してみる
もし、SNSを使っていることを面接でPRしたいのであれば、特化型のSNSを利用してみましょう。例えば地域SNSなどは、地域の特色が出ているので地域を理解し地域活動にも参加できる機会も増えるでしょう。また自分が興味のある業界でビジネス関係者が集まるSNSに入り、学生時代からビジネスマンと交流を深めるというのも良いでしょう。特化型SNSはテーマ性をもっていますので、その学生の関心度の高さに面接官は理解を示すかもしれません。

 

SNSを会社の業務に活用できる点をアピールする
現在、SNSやブログ等は一般ユーザの間で爆発的に広がり、コンシューマ向けの技術を今度は企業で導入しようという動きが次第に出始めています。SNSを積極的に活用している学生の目線で、企業内のSNS導入メリットを「社内情報共有」や「現場からのボトムアップ」そして「(クチコミ)マーケティング」という観点から話をしてみるとインパクトがあるかもしれません。さらに“内定者向けのSNSをつくって、内定者の辞退者を減らすことも考えられます!”と言えれば、面接官へのアピール度もさらに高まるかもしれません。

 

SNSを使っていることを自己PRしよう!
SNSの評価とアピール方法に関わることを書いてきましたが、皆さんの意見はいかがでしょうか?SNSを単なる学生間のコミュニケーションツールではなく、ビジネスや企業にとって役立つツールとして考えて取り組んできたということをアピールできる自信があれば、是非自己PRに加えてみると良いと思います。

MASAYUKI HAYASHI

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林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスの開発企画を担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『「クラウド・ビジネス」入門』

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