本日KDDIさんから初のアンドロイド端末が発表され、DoCoMoさん、ソフトバンクさんの三社からアンドロイド端末が出揃いました。
2008年から登場したアンドロイドはスマートフォン市場で急激にシェアを拡大中です。

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■海外のアンドロイド端末も含めたスペックの比較■
こちらの比較表を御覧下さい。これは、海外で発売されているアンドロイド端末も含めた比較表です。※クリックして頂くと大きくなります。
この比較表で個人的に注目したい点は以下の三点です。
・Motorola Droidを除いて、全ての端末で1GHz Snapdragonを採用
・Display Resolutionは800 x 480以上
・全ての端末でWiFi搭載
そして、こちらが、先日のソフトバンクオープンDAYで孫さんが使用していた、アンドロイド2.1と1.6の比較表です。

ここで、注目すべきはアンドロイド2.1がHTML5をサポートしている所です。
■ゲーム機の市場を奪うスマートフォン■
Flurry Analyticsのレポートによると、米国の携帯ゲーム機市場で2008年には5%だったiPhoneが2009年には19%になり、PSP、Nintendo DSシェアを奪ってきているとの事です。
現在iPadでテストされているアプリケーションでも、ゲームが最も多くテストされているとしています。

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■これらの事から何が言えるか?■
上述した内容から以下のトラフィックトレンドとなると推測しています。
・CPUパワーが向上したため、より複雑なコンテンツを実行出来るようになり、携帯ゲーム機との対立がより鮮明になる。
・Display Resolutionの高解像度化に伴ない、Youtube等の動画サイトの閲覧がPCと遜色無くなり、モバイルによる動画視聴が増加する。
・上記二点によるコンテンツサイズが増加すると予想され、更にWiFiオフロードを利用する事で、
キャリアのバックボーンではモバイルトラフィックが増加する。モバイルバックホールでは帯域増が必要となるでしょう。
・HTML5に対応しているため、HTML5対応サイト閲覧時にはFlash対応サイトに比べてセッション数が増加する。NAT、FireWall、Proxy等のSession Awareな装置は処理能力の増強を図る必要が出て来るでしょう。
■IPv4アドレス枯渇対策とセッション増■
モバイルトラフィックといえども、キャリアの中に入れば固定回線を経由してInternetへ抜けて行きます。そこで個人的に気にしているのが、IPv4枯渇対策に伴なうLarge Scale Nat(LSN)の導入です。LSNはキャリアグレードのNAT装置(正確にはNAPT)ですから、当然Session Awareな装置の一つです。
iPadの発売を控え動画サイト等でも、FlashだけでなくHTML5対応を検討するサイトが増えてきています。
最近ではMixiやモバゲータウン、Greeのソーシャルアプリケーションが好調で、携帯端末型の一人で楽しむゲームとは異なり、大勢の友達同士で協力しあうタイプが人気です。これらのオンライン前提のゲームはダウンロード型のゲームとは異なり、その都度サーバへアクセスを行うのが特徴で、これもセッション数を増加させる要因に繋がります。
Google Map等ですっかり有名になったAjaxスタイルによるウェブデザインも大量にセッション数を増加させます。
従来までは、キャリアにとってトラフィック増と言えばインターフェースの増強が常套手段でしたが、「土管」の部分にSession Awareな装置が導入されれば、こういったセッション増に対する対応も必要になります。
LSNを検討する時には、こういった「セッション増」という新たなトラフィックトレンドについても考慮する必要があるのではないかと私は思います。
■SIMフリーが実現すれば、利用料金が上がる?かも■
スマートフォンは現在のトレンドでは、より多機能、より高性能に進化していく傾向にあります。キャリアのインフラ投資を上回るペースで今後も端末スペックが向上していくかもしれません。そして、端末のスペックが向上すれば、よりユーザに刺激的な体験を経験させるため、CPはよりリッチなコンテンツを投入してくるでしょう。
では、「キャリアはインフラ投資が一巡するまで、性能の良い端末を発売しなければ良い」と思う人もいるかもしれません。しかし、世間の流れは携帯使用を限定する「SIMロック」の解除を検討する方向にあります。
SIMロックの解除が可能になれば、もはやキャリアに利用可能な端末を制御する事は不可能です。端末を開発するメーカの性能競争とCPのリッチコンテンツ競争に翻弄され、トラフィック増とセッション増は増えるけれど加入者は増えずにインカムも増えない中でインフラ投資を行い続けるという、「インフラ投資は誰のために?」という状況が訪れるのではないかと、懸念しています。
最後の一撃になるのが、700Mhz帯を巡った周波数の見直し必要論でしょう。SIMロックが解除されても、周波数帯が異なれば海外製の携帯電話は使用出来ませんが、周波数も同じとなれば、海外製の携帯も自由に利用する事が可能になります。(当然手続きは必要ですが)
消費者の観点で見れば、SIMロック解除、周波数の海外との協調は良い事のように感じます。
しかし、結果としてキャリアの設備投資が大きくなれば、その設備投資は結局の所どこかで回収せねばならず、利用料金の増加という形で跳ね返って来ないか、心配になる今日この頃です。
「人々は、もっと早くて快適なインターネットへのアクセスを望んでいる」
Googleは多くの人々が、2月に発表した自分達の計画に賛同し、熱望している事を確信したと、彼らのブログを通じて発表しました。
Googleの1Gbpsによるインターネットアクセスを提供するというこのプランに、自らの都市の名前を変えてGoogleファイバーを誘致しようとする地域や、Googleマンが登場するyoutubeビデオ等、多くの方々がGoogleのファイバーを巡って誘致合戦を繰り広げているようです。
[Googleマン]

Googleの発表によると、2010年3月26日現在で、Googleが発出したRFIに対する反応は以下に示す数値に達したとの事です。
地域自治体等のコミュニティ 1,100
コミュニテイに属さない独立した個人等 194,000
下図の小さな点は政府から反応があった事を示し、大きな点は、1,000人以上の居住者が指名を提出した場所を表します。
Googleは最低5万人、最大で50万人のブロードハンド接続を希望する人々を確保するために、RFIで反応のあった、組織、個人へヒアリングや視察を実施していくとの事です。
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先日BBCがInternetを可視化しようというコンセプトで、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、ブラジル、アメリカ、オーストラリアの国を対象としたInternetトラフィック Top100を発表しました。
日本が含まれておらず、日本人から見ると以外な面もあり、興味深いデータですので紹介したいと思います。
■Top100 Site
2010年1月のユニークユーザ数と、トータルユーザ数を基に可視化した図がこちらになります。
1位 サーチ/ポータルサイト
2位 メディア/ニュースサイト
3位 ネットショップ
4位 ソーシャルネットワーク
5位 ソフトウェア
予想どおり、検索とニュースが強かったという事がうかがえます。5位のソフトウェアというのはAdobe等のウェブ上でソフトウェアを公開している企業のサイトがランクインしています。
■サーチ/ポータルサイト
断トツでGoogleが強く、Google、Microsoft、Yahoo!が検索エンジン3強といった所でしょうか。
しかし、断トツと言えど、Microsoft、Yahooが提携すると、Googleを上回ると言えます。Googleの躍進を止めるために、最近Microsoft、Yahooが急接近しているので今後の動向から目が離せませんね。
ユニーク 総数
1位 Google 349,758,716 8,169,550,654
2位 Microsoft 271,929,865 5,669,443,547
3位 Yahoo! 233,479,611 4,154,504,780
4位 AOL 128,146,575 1,798,928,826
5位 Ask 100,846,108 471,100,728
■ソーシャルネットワーク
Facebookの強さが圧倒的です。日本ではFacebookよりTwitterの方が人気があるように感じますが、海外ではFacebookがTwitterの17倍近くの訪問ユーザ数を誇っているようですね。
ユニーク 総数
1位 Facebook 218,860,914 4,553,369,332
2位 Twitter 42,138,681 260,435,459
3位 Orkut 28,419,073 540,847,650
4位 LinkedIn 24,389,451 82,906,101
5位 Classmates 22,199,901 83,568,349
※参考情報 日本のTwitterとamebaなうの2010年1月の訪問者数

■ショッピングサイト
ここも日本とは感覚が異なる統計結果です。日本では楽天やYahooオークションが強いようなイメージがありますが、海外では圧倒的にeBayが指示されているようです。ユーザ総数でAmazonの2倍というのは凄い人気ですね。
ユニーク 総数
1位 eBay 121,740,943 1,136,621,952
2位 Amazon 111,945,278 498,783,008
3位 Wal-Mart 35,538,645 95,283,768
4位 Craigslist 35,537,183 276,230,288
5位 Shopzilla 25,098,444 41,706,202
■拡大するInternet
1998年ではネット接続は極一部の地域からしか発生していませんでした。しかし、2008年の図を見ると今では世界中がインターネットに接続されている事がわかります。まさに「インターネットによって国境が無くなった」と言えるのでは無いでしょうか。
■国境を超え人が繋がって行く時代
Internetを可視化するこのプロジェクト、とても私は興味深く感じました。特に、インターネット利用状況の推移を示した図は「世界の人々が利用している」という事を改めて実感させてくれました。
インターネットが一般の人々に開放されてから、当初は先進国のユーザが利用していた物でしたが、今では世界中の人々が利用し、今も成長を続けています。
人々が様々な情報に触れ、多様な文化、多様な考え方が有ることを、インターネットを通してお互いに分かり合える事が出来たなら、「戦争」という物もいつかなくなる日が来るのかもしれませんね。だって想像してみて下さい、毎日FacebookやTwitterで交流している人達を「敵だ」と考えられる事が出来るでしょうか?少なくとも僕には出来ません。サーチエンジンのトラフィックに迫る勢いを見せるFacebookは「人は争いより、根本的に繋がりを求めている」事を示しているのではないでしょうか。
そして、漫画やアニメといった個性的なコンテンツを持つ日本。これらコンテンツを、作るツール、保存するツール、共有するツール、配信するツールはクラウドに無料で溢れています。個人のクリエイティブな才能があれば誰でもクリエイターになれる。世界中の人々に自分を知って貰える、自分の作品を通して世界の人々と触れ合える。
インターネットには色々な可能性が秘められている。今までも、そしてこれからも、私達の生活、考え方、文化を進化させてくれるプラットフォームそう感じさせてくれた貴重な資料でした。
先日ITmediaオルタナティブブロガーミーティングに参加しました。テーマはIBMさん主催の「Lotus Live が作るスマートな働き方」。普段クラウドには縁の無い人間なので、興味深々で参加させて頂きました。
Lotus Live自体の感想等については、他のオルタナブロガーの方々が既に紹介して下さっています。
・ブロガーズ・ミーティング@IBM「Lotus Liveで創るスマートな働き方」に参加して
・IBM が狙うのは既存資産とのシームレスな融合なんだよね、たぶん
・LotusLiveは個人向けビジネスプラットフォームになって欲しい
・LotusLiveブロガーズ・ミーティングに顔を出した
クラウドについてのトレンド等はあまり追っていないので、私が感心した所等は詳しい方にとっては既知の内容、もしくは間違っていもあるかもしれませんが、所感を述べさせて頂きます。
■IBM流Wall Garden cloud
率直に感じた印象は「Wall Garden」。
そもそもLotus Notusと言えば、かれこれ20年近く前に誕生した「グループウェア」と呼ばれるクライアントサーバ型アプリケーション。電子メールや電子掲示板、スケジューラ等、効率良く仕事をするために必要な複数のアプリケーションを包括して提供する統合パッケージです。
それのクラウド版。
何故「Wall Garden」と感じたかと言えば、クラウドという定義が「インターネット上のサービスを利用する」という物と考えると、インターネットを一つのプラットフォームと捉え、そこで動作する無数のアプリケーションを必要な時に必要な物を利用者が利用する。言わば「オープンクラウド」と考える事が出来るでしょう。
しかし、Lotus LiveではLotusLive上で提供されるアプリケーションを利用する事が前提となります。クラウドの中にあるのだけど、LotusLiveという「Wall Garden」の中に閉じられた世界。
ターゲットユーザも従来からのLotus Dominoユーザで、既存ユーザに対してSaaSタイプでの利用形態という選択肢を提供したという印象が強かったです。
■対象とするターゲット
既存ユーザに対してのメリットは明白です。全社導入が前提のグループウェアで、最も重要な事は、それを利用する人々の教育です。利用者が数万人にも及ぶ大企業になれば、このユーザ教育が最も大変で、時間もコストも必要とします。今までLotus Dominoを利用していたユーザであれば、LotusLiveへの移行はすんなり馴染む事が出来るでしょう。そして、自社で運用していたサーバ、運用人員をクラウドに移行する事でIBMさんにアウトソース出来るのですから、コストメリットが大きいのは明らかです。
このように、既存ユーザに対して、スムースなクラウドへの移行、Capex/Opexの削減が提示出来るため、既存ユーザが利用する価値は大いにあるのではないでしょうか。
新規にグループウェアを導入しようと考えてるユーザにとっても、従量課金により使った分だけ利用可能であり、過去からの実積も豊富なLotus Notesの資産を利用出来るのはメリットが大きいと思います。
■Notesの歴史から考える、Notesというアプリケーションの凄さ
少しWiKiを見てlotus Notesの歩みを調べてみました。そうすると、こんな歴史と進化があったのかなと思います。
デスクトップアプリケーション全盛期
デスクトップアプリケーション vs Lotus Notes
クライアント&サーバ全盛期
グループウェア vs Lotus Notes
Webへの移行期
Web版グループウェア vs Lotus Domino
クラウドコンピューティング
オープンクラウド vs LotusLive
こうやって振り返ってみると、凄いシリーズである事がわかります。ICTの時代は過去から未来へと大きく変化してきています。その中で一時代を築いた物の消えていったアプリケーションはたくさんあります。しかし、ネットが普及するよりもっと昔、個々のパソコンにアプリケーションをインストールしていた時代、Wikiによれば1989年からずっと続いてきているシリーズとなると、殆ど存在しないのでは無いでしょうか?
これは、Lotus Notesというシリーズが時代のニーズを掴みとり、そのニーズに応えてきたという証明でもあるでしょう。
■これからのNotesに期待する事
ユーザニーズに応じてきたNotesシリーズにとって、Lotus Liveは
・所有から利用に対する意識の変化
・オープンクラウドを利用したマッシュアップ型グループウェアを構築するのは大変
というニーズに応えるためにリリースされたと私は感じています。
しかし、クラウドには「セキュリテイ」に対する不安が多いのも事実。次なる進化は「安心、安全に利用出来るクラウドコンピュティング」へ進化して欲しいと思います。
■Castleクラウド
ネットワークを設計する人間にとってのセオリーは、トラフィックが集中する区間は「より近く」物理設計を行うのは自然な考え方です。距離が離れれば中継する区間全体を広帯域化する必要がありますし、距離を短くすればそれだけ中継区間が少なくなり、コストも安く、遅延も少なくなります。
実際、DC同士を広帯域な回線で直接結ぼうという取り組みは既に始まっています。この流れから行けば、DCの中に有望なコンテンツを取り込んでしまおうという発想を持ち出す人も出てきても不思議ではありません。例えばTwitterのログを利用したいと考えるなら、Twitterと同じDCに入っている方が回線コストも遅延も少なくてすむでしょう。近い将来、iDC運営者のコンテンツプロパイダー誘致合戦が始まるのではないでしょうか。
iDC一棟を一つの「Castle」と見立てて、セキュリティやその他の付加価値を包括して提供する。インフラSEの視点から見ているとクラウドの在り方はこのように進んでいくのではないかと感じています。
■Wall GardenクラウドからCastleクラウドへ
「Wall Garden クラウド」は自社のサービスのみで顧客を囲い込む発想です。これだけでも十分なニーズを掘り出す事は可能でしょう。しかし、クラウド上には無数のサービスが日々登場します。いつ魅力的なサービスが登場し、かつそれらが無料で提供されるような事があればいずれはNotesのユーザを奪っていく事になるかもしれません。
しかし、クラウドアプリケーションには「安心、安全」といった面で不安がつきまとうのも事実。
クラウド上に無数に存在するクラウドアプリケーションを、高度なセキュリテイと、高い信頼性を誇るIBM DCに誘い込み、DCを一種の「スモールインターネット」というコンセプトで提供する。
そして、NotesLiveを中心に据えて、高速に「スモールインターネット内で、安心、安全、高速にデータのやりとりを行う」
IBM DCに入る事で、高速、高信頼性のインフラを利用可能で、高度なセキュリテイで保護される、Castleクラウドが実現する。
高度なHWを開発する能力があり、それを利用出来る高度なエンジニアを有し、世界各地にDCを保有するIBMさんなら、Castleクラウドを実現する事も夢物語では無いのでは無いでしょうか?
普段クラウドという言葉には縁のない私ですが、あらためてクラウドをどう作っていくべきか?という点で一つヒントを頂いたような気がしました。IBMの皆様、有難う御座いました。
ツイッターノミクスが先日発売され話題ですね。私のTL上でも良く名前が飛び交っています。
私はまだ読んでいませんが、購入されている方の感想を見ると、購入の動機は「Twitterを遊びで使う」というよりは、「Twitterをビジネスで活用する」方法に興味があるように多いように感じます。こちらの解説文を読んでも単なるTwitter本ではなく、ソーシャルメディア全体を扱った内容のようです。
豊富なアメリカの事例をもとに著者自らの体験から書き起こされた新しいビジネスの本。 「これはTwitterについての本ではないTwitterに代表されるウェブ2・0に花開いた数々のツールブログ、ポッドキャスト、SNS,wiki、ソーシャルブックマークetcで、私たちの世界のルールがどう変わったかを革命的に教える本だ!」(解説の津田大介氏)
さて、という事で、私もTwitterをビジネス活用している人間の一人です。今回は私なりのTwitter活用術を紹介したいと思います。
※あくまでもビジネス活用を例とした向けの内容であり、コミュニケーションツールとして楽しんでいる方向けではありません。Twitterの使い方はシンプルであり、そのため使い方は人によって様々であり、私の活用例や考え方を強制する物ではありません。
■140文字で何が出来るか?
先日、Yoniuri Onlineのこんな寸評が話題になった。
なぜ、こんなものがはやるのか。インターネットの世界で利用者が急速に増えている「ツイッター」にそう首を傾かしげている人は多かろう◆140字以内の短文を誰でもネットに発信できる。読んでもらう相手を決めておく必要はない。いわば「つぶやき」だ。「腹減った」「もう寝る」もある。政治経済や国際情勢、宇宙を語っている人もいる
Twitterがメディアで注目を浴びる一方で、こういった批判も目にするようになった。Twitterを批判する方々の多くは140文字しか使えない点を挙げる事が多いようだ。しかし、140文字という文字は少ないだろうか?140文字と言えば、三回呟けば原稿用紙一枚分だ。小学生の頃、夏休みの宿題で原稿用紙三枚分の読書感想文を考えるのに頭を抱えていた人も多いのでは無いだろうか?
時折ふぁぼったー等を見ていると、原稿用紙1枚分を140文字に納めたような、深い呟きに出会えるのもTwitterの魅力。国内最大の発行部数を誇る読売新聞の寸評とは異なり、海の向こうでは、その140文字を最大の脅威と捉えているメディアも登場してきている。
そして、最も大切な事は文字では無い。140文字をきっかけとして、「人とのリアルな出会いが生まれる事」と私は思っている。
■私のTwitterを軸としたソーシャルメディア活用術
私はTwitterとブログを活用して、このような流れで人脈形成に利用している。
1. 日々の関心事をTweet
2. Twitterの検索で類似の発言者をフォロー
3. Twitterで得た情報を整理する
4. アウトプットの質が向上する
5. トレンドや最新情報を整理してブログ更新
6. Twitterでブログ更新を告知
7. 興味分野が類似しているフォロワーが増える
8. 勉強会やオフ会で名刺交換
9. 情報交換や挨拶と称して会社等オフィシャルな場で実際にお会いする
10. 最初に戻る
私はTwitterとブログをこのように使いわけている。
- Twitterは情報を収集するツールであり、人と繋がるための入り口
- ブログは自分の知識を整理するためのノートであり、自分を知って貰うための履歴書
様々な分野の方がTwitterで厳選したニュースを私のTLに運んできてくれる。このお陰でその分野で何を注目すべきかを知る事が出来、やみくもに情報収集するより格段に効率よく、意味のあるニュースを知る事が出来るようになった。
そして、ブログはパーソナルブランディングのためのツールとして利用している。流石に140文字で自分の全てを伝える事は出来ない。Twitterで私に興味を持って頂いた方に、ブログを見て貰う事で、自分の専門領域等を伝える事が可能だと考えている。
この二つが相互に作用し、初めて人と繋がるための入り口としてTwitterが機能する。
もし、Twitterしか無かったら?140文字だけの世界であれば自分を偽り続ける事は可能。ためになるニュース記事のURLを呟くだけで、その道のエキスパートと偽る事は可能だ。ブログで一定量の記事を継続して書く事で「本物」と証明する事が出来る。言わば自分のリアルを写す「履歴書」だ。
しかし、ブログしか無かったら、毎日更新し続けるには多大な労力が必要となるし、ブログは読書からの感想を得られにくいため、モチベーションが維持出来ない。感想を得られないという事は、人とも繋がれないという事を意味する。更にブログでは告知方法が限られており、自分の知人と時折訪れる検索ワードにひっかかった人の目にしか触れる事は無い。そんな状況では「自分を知って貰う」事等出来る筈もない。
Twitterとブログがお互いの欠点を補完しあう事で「人と繋がるツール」に進化する。
■トラックバックとコメント欄は過去の文化
余談だが、先日のオルタナティブ・ブロガーミーティングにてブロガーのトラックバック、コメント率のランキング等が発表されていた。コメントは一つのエントリーに対して平均して1.5前後だった。100万PVを誇るオルタナティブブログですら、一つの記事に対して貰えるコメントは2個も行かないとすれば、平均PVが100前後の個人のブログならコメントなんて付かなくて当たり前と思って、ただひたすら記事を投稿していくしかないだろう。
しかし、コメントは無くてもTwitter上でのRTや感想が大量に発生しているという事はよくある。時折自分のブログの名前をTwitterで検索すると記事に関する議論が飛び交っている光景も良く見える。
ブロガーとの接点がコメント欄とトラックバックしか無かった時代と異なり、Twitterというメディアが登場した今となっては、ブログのコメント欄や、トラックバックは過去の文化になったと感じる。
この事からも、読書との接点をキープしたいと考えるブロガーは、Twitterを活用すべきだと思う。
■Twitterを活用する利点
Twitterを活用する以前も、懇親会等にはよく参加していた。残念な事に、そこで名刺交換をしても次につながるような事は無かった。しかし、Twitterを活用しだしてからは状況が変わった。
名刺交換を行い、両者がTwitterを利用しているという話になればそこでお互いのアカウントを教えあう。私の場合は本名なので簡単に検索して貰う事が可能だ。
そこで、お互いに相互フォローしあうだけで、繋がりがうまれる。緩い繋がりかもしれないが、「全く関係が途絶える」という事より全然良い。そして、TwitterのTLを通して自分という人間を知って貰える。見られているという事を意識して誠実で聡明な発言を心がけるようにすれば、その後に繋がっていくだろう。
■Twitter成功例
私のTwitter成功例としては下記のような物がある。
・ITmedia オルタナティブブログへの参加
まず、こちらのブログへ参加させて頂いた事が一つの成功事例だろう。Twitterを通して知り合った「ビジネス2.0の視点」の林さんからお誘い頂き、晴れてオルタナティブブロガーの一員に加えて頂いた。
・二冊目の書籍オファー
ある分野に関して興味を持っていた所、Twitterを通してより詳細に情報収集を行う事で、企画を立てる事が可能になり、二冊目の書籍執筆へと繋がった。書籍のタイトル等は近々紹介させて頂きたい。
・IPv4枯渇TFへの参加
こちらに関して、とある東京大学の先生から「入ってよ」と、お誘いはあったものの、運営されている方からのコンタクトが無く、どうしたらいいものか?と思っていた所、Twitter経由で理事をされている方から「参加」許可を頂き、メンバーに加えて頂いた。
・帯域制御動向調査に伴なうヒアリング
こちらの件に関して、関係団体に対する動向説明をする際に、Twitterでお付き合いのある通信事業者、ISPの方々からヒアリングさせて頂いた。
・著作権侵害コンテンツ対策に伴なうヒアリング
現在こちらの件に関して、ある分野に関する動向調査を行っている。ここでも、国内大手コンテンツプロパイダーCEOと、海外大手コンテンツプロパイダーCEOの方々からのヒアリングに成功した。勿論きっかけはTwitterだ。
上で挙げた最後の三つの成功事例は、そもそも一企業、一個人という視点ではなく「国家として、業界としてどうあるべきか?」という視点で考えるべき内容であるため、企業間の枠組みを超えて、様々な立場の方々からの意見を収集する事が大切だと私は考えている。特に著作権侵害については、権利者の主張、プロパイダーの主張、消費者の主張、国家の成長というそれぞれの視点によって、対処したい内容が異なり、判断を誤れば「自由な創造の場」が奪われ、コンテンツ市場自体が縮小する事になりかねない。
Twitterがなければ、これらのヒアリングを行うにしても、一企業の社員でしかない私がコンタクトを取っても門前払いされていた事だろう。これらの成果は全てTwitterの緩い繋がりが実現してくれた事だ。
■私が見た、他の方々のTwitter成功事例
・Twitterで次々と企画を実現していく孫社長
中山君、コンタクトね。RT @higamoeru: @masason エヴァンゲリオン携帯の企画プロデュースをしたものです。iPhoneとツイッターを使った、番組企画があるのですが、企画を持ち込んたら、ご検討いただけますでしょうか?
中山君、すぐコンタクトしてね。RT @tsubuyakuNTV: 御社のご担当者様より編成局金田までご連絡頂ければ幸いです。RT @masason: 了解‼ RT @tsubuyakuNTV #tsuburen
検討しましょう。日テレさんにも。中川、栗坂君、宜しくRT@4001field: @masasonさん、Ust & twitterをする番組作らないんですか? 日テレはもうやってるので、協力ぐらいしては?#tsuburen中山さんも大変だ。
日本企業の中でTwitterの活用方法という面で、一歩先を行くソフトバンクグループは、ソフトバンクオープンDAYと呼ばれイベントを企画し、企業とユーザが対話するシーンを積極的に作り出そうとしている。
従来型のマスへリーチする広告戦略から、ユーザと企業の距離を縮める対話型の広告戦略が注目を集めているが、「白い犬のお父さん」によるイメージ戦略で急激にシェアを伸ばしているソフトバンクグループのこういった対話型イベントは、他企業も大いに学ぶべき所があるのでは無いだろうか。
・Twitterで一躍有名になった福岡の高校生
孫さんがTwitterを開始した時に、孫さんが三番目にフォローした事で有名になり、ダイヤモンドで特集されるまでになったumekenさん。彼はまだ高校生であり、この年齢でメディアから注目を浴びる事は大きなチャンスになるだろう。
・Twitterとブログを活用して新聞にまで登場した林さん
「ビジネス2.0の視点」の林さんもTwitterを大いに活用されている方の一人だ。こちらの記事によれば、遂に新聞にまで取材されたとの事。これからの更なるご活躍に期待したい。
そして、これまで述べた事以外に大切だと感じている事がある。
■最も大切な事
Twitterを通して上記の成功例以外にもたくさんの方々と日々呟きあっている。その呟きの内容は、時には落ち込んだ内容であったり、愚痴であったりする時もある。
そんな時、私はジャチェック・ウツコさんのこの言葉を思い出す。
私のように貧しい国に住み、小さな会社のつまらない部署で働きながら、予算も何も無い所でも、それでも「自分の仕事を最高レベル」に持って行くことが出来ます。
Twitterの中には自分の状況とは全く異なり、仕事の成功でやる気に満ちている人も居る。自分を励まし応援し、力づけてくれる人達が居る。そういった人達と呟きあう事で、自分のモチベーションを維持し、「自分の仕事を最高レベルに維持したい」と気持ちを駆り立ててくれる事だと私は感じている。
これだけの事を実現してくれているTwitterに、140文字の文字制限に拘る意味が何処にあるんだろう?
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・日本経済の不都合な真実
・Twitterを初めたばかりの人が読むとちょっと良いこと
・Twitterのリストを作る時、見る時に読むとちょっと良いこと
・Twitterで「呟く前」に読むとちょっと良いこと
前回のインターネット3.0 - 変化の兆候 - ①では、FCCと通信事業者という関係について記述しました。
今回はFCCとコンテンツプロパイダーの関係を記述します。
■蜜月の中のFCCとCP■
蜜月…とまでは言い過ぎかもしれないが、少なくとも「FCCと通信事業者/ISP」という関係よりは、ずっと両者の関係は良いだろう。何故なら、オープンネットワークを望むFCCと、インフラの性能や不公平によって、自社のイノベーションを阻害されたくないCPと方向性は一致している。
両者の望みは、インフラがより高速になり、常にオープンで中立なネットワークであり続けてくれる事だけだからだ。
2009年10月19日にAmazon.com、Google、eBay、Facebook、Twitter、Skype、Tivo等の世界のCPを代表するCEO達は、共同署名した声明文をFCC宛に発表している。
「ブロードバンド・プロバイダーが特定のWebコンテンツやアプリケーションを選別して遮断したり、低速で伝送したりすることを禁止するネット中立性ルールにより、インターネットでは、どの商品が成功あるいは失敗するかが消費者の選択によって決まるようになる。そうなれば、小規模な新興企業から大企業まで、あらゆる規模の企業が競争できるようになり、経済成長とチャンスが最大化される」
CPの中でもGoogleは特にオープンネットワークに強い拘りを持ち、自らも果敢に行動を起こしている。
■オープンネットワークを自ら推進するGoogle■
Googleは様々な技術と策を駆使して、ネットがオープンである事を維持するために尽力している。
・ISPのP2P帯域規制状況を診断するツールを提供
GoogleはMeasurement Lab(M-LAB)という機関に対して資金とサーバを提供している。M-LABは15箇所に設置された45台のサーバで構成されている、ネットワーク診断ツールだ。ユーザがこのツールを利用する事で、P2P規制や、過渡なトラフィックを発生させた時に、自分が契約しているISPがトラフィックを絞るような仕組みを組み込んでいないかをテスト出来る。言わば「オープンでないネットワークを検出する」ツールだ。ISPが新しい帯域制御装置を取り入れる度に測定ツールが開発され、現在もnanoと呼ばれるツールが開発中で公開されている。
Network Diagnostic Tool
ネットワークの帯域幅、パケットロス値、遅延等様々な実測値を測定。
Glanost
ISPがBitTorrentに対する帯域制御を行っているかを測定。
Network Path and Application Diagnosis
エンドユーザのPCのパフォーマンスも含めたラストマイルのネットワーク診断を行う。
Pathload2
1TCPストリームによるUPload、Download速度を測定。
ShaperProbe
トラフィック転送量を一時的に低下させる「シェイピング」と呼ばれる技術が利用されていないかを測定。
nano
ユーザ、アプリケーション、宛先ネットワークに対する帯域制御が実行されていないかを測定。
・700Mhz帯オークション時のオープンプラットフォーム条件の請求
700Mhz帯オークションとは、LTE等の次世代モバイル通信において最も有利な周波数帯と呼ばれている「700Mhz帯の利用権」を巡る競争であり、この周波数帯を手に入れる事は米国市場における次世代モバイル通信において非常に有利になる事を意味する。
Googleはこちらにあるように、この700Mhz帯の落札者に対して、以下の4点を考慮したオープンなプラットフォームを実現するための、オープン・アクセス条項をライセンス条件に盛り込むことをFCCに求めた。
- 消費者は任意のソフトウエア、アプリケーション、コンテンツをダウンロードあるいは利用することが可能この条件に従えば垂直統合モデルと呼ばれるビジネスモデルを実行する事は出来ない。端末はSIMフリーとなり、携帯電話上のアプリケーションの実行もキャリアは関与する事が出来ず、水平モデルのビジネス展開を余儀なくされる。
- 消費者は任意の通信デバイスを用いて自身が望む無線接続手段でアクセスすることが可能
- サードバーティー(リセラー等)は、700MHz帯ライセンシからホールセール・ベースで帯域を購入することが可能
- サードバーティー(ISP等)は、技術的に可能な任意のポイントで、700MHz帯ライセンシのネットワークに接続することが可能
だが、このオークションでGoogleは落選する。しかし、通信業界の間では、Googleにそもそもオークションで落札する意志は低く、オープン・アクセス条項をライセンス条件に盛り込む戦略であったと言われている。そして、見事このライセンス条件の含まれた周波数帯はVerizon Wirelessが96億3000万ドルで落札。Googleは$1も支払う事なく、700Mhzのオープンプラットフォームを手に入れた事になる。その後暫くして、皆さんの記憶にも新しいSIMフリーのGoogle Nexusが発売された。このオークションの真の勝者は落選したGoogleでは無いだうか。
・1Gbpsブロードバンド計画の発表
私が以前書いた Google ブロードバンドサービス参入の目的と影響を考察する でも紹介した通り、2010年2月10日Googleが1Gbpsによるブロードバンドの試験提供を開始すると表明した。
詳細については過去の記事をお読み頂きたい。重要な点は、このGoogleの1Gbpsブロードバンド計画の真意は既存の事業者に対する牽制目的であると考えられる点だ。
このように、GoogleはISP/キャリアによるトラフィックコントロールを検出するツールの研究、モバイルキャリア、固定キャリアに対するプレッシャーをかけ、オープン・ネットワークを維持するために尽力している事がわかる。
■CPはなぜオープンネットワークに拘るのか■
CPがどれ程素晴らしいコンテンツを作ったとしても、CPとユーザを繋ぐISPやキャリアのアクセス回線で自分達のアプリケーショントラフィックを遮断したりすれば、CPはコンテンツをユーザに届ける事が出来ません。
そんな事をISPやキャリアがするわけが無いとお考えになるかもしれないが、最も有名な事例は前回も紹介した「コムキャストによるP2Pトラフィックに対する操作」であり、ISPによる特定のアプリケーションに対するトラフィックコントロールは既に発生している。この時のコムキャストの行動はあくまでも、自社のユーザの利益を守るために行った措置ではあるが、CP側にとって、ISPの判断によって特定のアプリケーションに対するトラフィックコントロールが許される事になれば、いつ自分達が提供するアプリケーションにも制限がかかるかわらない。
ISPが提供しているコンテンツと競合するようコンテンツをCPが提供した時に、トラフィック転送速度に差をつけられれば、「道路」を提供しているISPのコンテンツの方が絶対的に有利な事は明白だ。
CPにとって、インターネットがオープンである事が義務づけられるという事は、「安心して商売を続けていける」という事に保証を得る事に他ならない。逆にこれが保証されないのであればCPはいつISPやキャリアによって廃業に追い込まれるかわからない。
想像してみて欲しい。どれだけGoogleが世界中のユーザから支持されていたとしても、全世界のISPがGoogle宛のトラフィックを止めてしまったとしたら?どれだけユーザが望んでもGoogleのサイトへアクセスする事は出来ない。そうなってしまえば例えGoogleといえどもインターネット上でビジネスを継続していく事は不可能だろう。
私も含めて日本に対するイメージはどういうイメージを持たれているでしょうか?
私の日本に対するイメージはこういうイメージを持っていました。
1) 経済大国日本は世界に対して大きな影響力を持っている
2) 日本人は貯蓄好きで、国全体で1400兆円の個人金融貯蓄がある
3) 高度な技術と、高品質で日本製品は一つのブランドであり、世界中で人気がある
しかし、経済産業省から先日発表された、日本の産業を巡る現状と課題を見ると、今まで日本という国を何も知らなかったという事実に気づきました。50ページにもわたる資料ですが、その一枚一枚がとても重要な事が記載されていますので、是非一読される事をお勧めします。
今回はこの、「日本の産業を巡る現状と課題」の内容を基に、日本経済の不都合な真実を紹介してみたいと思います。
■日本経済の不都合な真実 ① 経済大国日本は世界に対して大きな影響力を持っているの嘘
のっけから、「日本経済の行き詰まり」という題目で始まるこの資料。本題に入ったP5でいきなり衝撃的な事実をつきつけられる。2008年の時点で日本の一人当たりのGDP世界ランキングは現在23位。

こちらの三菱総合研究所の2009年の最新データでは国際競争力は17位と若干上昇はしているものの、香港、シンガポールが上位に位置づけている事が分かる。ITCの世界でもアジア拠点として香港、シンガポールにDCや支社を設立する傾向が目立つ。こういったランキングが影響を与えているのでは無いだろか。
P33の資料からも、外国企業から見て日本は既に魅力的に写っていない事がうかがえる。

もう、日本は外国から見て魅力的でもなんでもなく、過去からの資産を食いつぶしているだけの「アジアの中の1国」でしかないのだ。
■日本経済の不都合な真実 ② 日本人は貯蓄好きで、国全体で1400兆円の個人金融貯蓄があるの嘘
P7の資料から、日本人の「貯蓄率」は「浪費好き」な米国より下回っているとある。

貯蓄率が下がっている原因として、上がらない賃金である事がはっきりわかるのがP8の資料。好景気になっても賃金は上昇せず、不景気になれば賃金下落率が加速する、まさに「デフレ不況」を印象づけるグラフとなっている。

P30の資料から、G5中で雇用者報酬が最低であり、近年下降速度が加速している事がうかがえる。

これらの資料からわかる事は、日本人はもう貯蓄したくても貯蓄をする余力が無いという事だ。
日本人の個人金融資産が1400兆円と記した、日本銀行のこちらのページは2003年作成のものであり、その当時の分析結果では「日本人は貯蓄好き、米国人は消費好き」とあるが、今となってはその認識は逆転してしまっているという事だろう。いや、正確に言うと「日本人は貯蓄出来ない、米国人は貯蓄好き」というのが正しいのだろう。
■日本経済の不都合な真実 ③ 高度な技術と、高品質で日本製品は一つのブランドであり、世界中で人気があるの嘘
P26によると、日本の製品は既に海外で競争力を失っている事がわかる。それも特定の製品というわけではなく、多数の分野において。

上図には無いが、ガラパゴス化と言われる携帯電話機のシェアも悲惨なものなので紹介しておこう。元記事に興味がある方はこちらを参照して欲しい。
半導体等精密機器の分野では日本は強いと思っていた方も多いはずだ。何故このような状況になってしまったんだろう?といのうは各分野毎に理由はあると思うが、DRAM分野における興味深い考察が書かれた記事を一つ紹介しておこう。
ここで私は悟った。「何ということだ、DRAMの工程フローは、数学的帰納法で作られているのだ。また、DRAMの工程フロー全体を誰も理解していない。そして、微細化の進展、新構造や新材料の採用により、工程が増えることはあっても、決して減ることがない!」
現在の日本製品の競争力を低下させている要因の一つにコスト高が挙げられるが、この記事にあるようにコスト高の原因の一つに「考える力を持たなくなったエンジニア」の存在があるのでは無いだろうか。
「低価格品に押されて、日本の高機能、高性能な商品が高価になれないから勝てない」と思っている方々には、こちらの薄型テレビシェアの記事を紹介しておこう。
日本のメーカは、販売単価、販売数共にサムスン電子、LG電子に負けている。
昨年の世界の薄型TV出荷37%増 ソニー、シェア3位に後退
日本の製品は単価の高い市場においても、安売り市場においても、既に競争力を失っている。
■国外へ脱出する日本人
このような状況を知ってか、知らずか分かりませんが、既に日本で働くという事に見切りをつけで、国外で働くという選択肢を持つ人達が増えているようだ。こちらの記事によると、2007年10月~2008年9月までの1年間で日本人の国外流出数は10万人を超えたとある。
若者の「海外流出」が止まらない!冷え込む雇用がもたらす日本の衰退
これが今回の日本経済の不都合な真実の最後、「新卒採用されなかったら、社会から脱落するの嘘」ではないかと、私は考える。
こちらの記事によると、2010年度中に正社員(新卒・中途を含む)の採用を予定しない企業は5050社と、全体の47.5%にのぼったとある。
しかし、日本での就職活動が失敗に終わり、逆に早い段階でシンガポールや香港で働き口を見つける。そう判断した人達の方が、十年後、二十年後には「あの時、日本の企業に不採用になって良かった」と思う時が来るのかもしれない。
■何故、日本経済の不都合な真実は報道されなかったのか?
今回紹介した、「日本の産業を巡る現状と課題」の個々の資料は、過去にも別の形で登場している物もある。しかし、このようなセンセーショナルな形で登場したのは初めてだと、私は記憶している。
何故、今まで報道されなかったのか?
自民党政権の支持率を低下させる可能性のある現状を発表するわけにはいかなかったのでは無いか。
何故、今回発表されたのか?
自民党政権により如何に日本経済が衰退し、これを変えて行くには民主党しか無いという世間へのメッセージでは無いか。
上記二つは全くの私の私見であり、根拠は「勘」でしかありませんが、長期政権として君臨していた自民党にとって、今までの自分達の政策の失敗を認め、貰える見込みのない年金、返す当てのない借金に対する国民の視線が尚更厳しくなるような資料をわざわざ作成して国民に公開するメリットは何も無かったのも事実だろう。
民主党にとっては、自民党の政権が如何に日本を衰退させたかをアピールする事で、自民党に対する期待を失墜させ、自分達の政権基板をより固めていきたいと思っていても不思議ではない。
私の推測が正しいかどうかは問題ではありません。民主党には今のこの日本の現状を変化させ、より豊かな未来を築いてくれる政権であって欲しいと願うばかりだ。そして、自民党、民主党で足の引っ張り合い、スキャンダル争いをするのではなく、お互いに協力し、日本経済を一刻も早く復活させて欲しいと、一国民として思う。
■ジャーナリズムとは何か?
如何がでしたでしょうか?もし、今回の記事の内容について「全て知っていたよ」という方は経済通な方だと思います。大半の方々は私と同じように衝撃をうけたのでは無いでしょうか?
一国の首相の漢字の読み違いが多かったという事を知っている国民はたくさんいるのに、なぜ、私達は日本の状況がこのような状況になっていると知らなかったのでしょうか?Twitter特集でTwitterの使い方を詳細に説明する経済誌を読んでいても、このような事実を知る事が出来ないのは何故でしょうか?
報道するという事は、一体何を報道するんでしょうか?
しかし、私はマスコミ批判をしたいわけではありません。
本当に知らなければいけない情報に触れることが出来ず、振り返ってみればどうでも良い情報ばかり溢れている今の状況は、情報を取得する私達自身にも問題はあるのでしょう。マスコミの方々は「世の中の役に立つ情報」を発表する事が商売ではなく、「売れる記事を書く事が商売」なのですから、私達自身が「面白そうな記事、話題の記事」に飛びつくだけでなく、「くだらない記事にお金は払わない」という、賢い消費者になる事が、良質な記事や情報を生む最大の要因であるという事を理解しなくてはならないのではないかと思います。
2009年の日本の広告費は5兆9222億円で前年より11.5%減り、調査を始めた1947年以降で最大の減少率となった。こちらネット広告、新聞抜き2位に 総広告費は最大の減少率の記事にもあるように、新聞の落ち込みが激しく、米国では電子書籍KindleやiPadの登場によって、新聞崩壊が近いとも噂される昨今。
そんな中、「新聞は救えるのか?」という疑問に対して「デザインが新聞を救う」と主張し、見事購読数を100%増加させた人が居ます。ポーランドのデザイナー ジャチェック・ウツコです。
今回はこのジャチェック・ウツコが自分が所属する新聞を見事復活させた時のプレゼンを紹介したいと思います。
オリジナルの動画はこちらをご参照下さい。
--------引用開始-------
新聞を救うすべき手段はあるか?様々な意見があるでしょう。
ある人は言います。「無料であるべきだ」と。そして、様々な意見があるでしょう。
- タブロイド版かもっと小さいA4サイズがいい
- コミュニティ毎に発行する地方紙がよい
- 小さなビジネスなどニッチを狙うべき
- 新聞は意見主体であるべきだ
- ニュースは少なく、見解を多く
- 出来れば朝食の時に読みたい
それぞれに良い所はあるでしょう。しかし、このどれも時間稼ぎに過ぎません。長い目で見たときに、「今の新聞」である限り、生き残る意味は無いと思うからです。
そこで、私達に一体何が出来るでしょう?
私は新聞のアートディレクターです。
ある日、祖母にこう聞かれました。
「お前は何で生計を立ててるんだい?」
「新聞のデザインだよ」
「新聞なんてデザインするものなんて無いじゃない、あるのはつまらない活字だけ」
私は笑うしか無かった。彼女は正しかった。私は常にフラストレーションを貯めていました。
そんな時、私はシルクドソレイユのパフォーマンスに出会いました。そのショーを見た時、私はかつてない衝撃を受けました。「こいつらは、サーカスみたいなくだらない"見世物"を"最高のパフォーマンスアート"に仕立て上げた」と。
そこで、私は思いました。「つまらない活字だけの新聞でも同じ事が出来るかもしれない!」
そして、私はすぐさま実行にとりかかりました。一つ一つデザインし直したのです。そうあのつまらない活字だけらけの新聞をアートにするために。
私たちは一面を特徴づけるようにしました。チームワークや共同作業なんて言うつもりはありません。私の考えは利己的でした。私はアーティストとして主張したかった。
そう、私が作りたかったのは新聞ではなく、ポスターでした。
雑誌でも無い、写真でも無い、ポスターです。私は字や写真にもとても気を配りました。
そして、それらはすぐに結果をもたらしました。ポーランドでは私達の作品は「Cover of The Year」に3年連続選ばれました。
でも、私達の本当の秘密は新聞全体を作品として扱っていた事。そう、ポスターは一面だけでは無かったのです。新聞全体をまるで楽曲のようにデザインした。
音楽にはリズムがあります。そして、紙面にもリズムがあるのです。デザイナーはデザインで、これを読書に体感させる責任があるのです。読書はページをめくりながら、様々なリズムを感じる。私はその体験に責任を持っているんです。

我々は見開き2ページを1つのページとして捉えました。何故なら読書はそう感じるからです。

そして、私達の新聞はニュースデザイン協会から「世界一素晴らしいデザインの新聞」と謳われるようになりました。
その後、新聞の発行部数はどんどん増えました。
- ロシアでは一年後に11%増、更に三年後には29%増
- ポーランドも同様、最初の一年で13%、三年後には35%増
- 最も凄かったのはブルガリアで100%増加した。

何年も停滞を続けた新聞は、デザインを変更した後で発行部数はグングン上昇するようになりました。
しかし、紙面のデザインだけがこれを成し遂げたのではありません。紙面のデザインはプロセスの一環に過ぎません。我々のデザインは、外見を変えるだけでなく、新聞という商品そのものを改良する事でした。私は建築における機能と形式の鉄則を新聞の内容とデザインに応用しました。更にその上に戦略を載せました。
そして私は気づきました。デザイナーは新たな役割としてプロセスの最初から最後までに関わらなければならないんだと。
これらから得た私の一つ目の教訓は、
デザインとは商品を変えるだけでなく
ワークフローも変えられる
会社の全てを変えるられる
会社をひっくり返す事が出来る
あなた自身も変えてしまえる
誰のせいかって?そう、「デザイナー」です。
だから、もっとデザイナーに権限を与えて下さい。
でも、二つ目の教訓はもっと重要です。
私のように貧しい国に住み、小さな会社のつまらない部署で働きながら、予算も何も無い所でも、それでも「自分の仕事を最高レベル」に持って行くことが出来ます。
誰でも出来るんです。必要なのは、閃きと、ビジョンと、決断力だけです。
そして、「ただ良い」だけでは足りないと覚えておくことだけです。
ありがとうございました。
■所感
私はデザイナーでは、ありますせんが、最後の部分にとても感動しました。
サラリーマンとして働いていると、どうしても会社や部署が悪いであったり、予算が無いから…とつい口に出してしまう事はきっと、誰にでもある事なんじゃないかと思います。
しかし、常に自分自身が「閃きと、ビジョンと、正しい決断力を持っている事」これは誰のせいでも無く、自分自身の事だという事。「ただ良い」だけでは自己満足。何かをするためには、戦略があり、誰のために、何のためにするかが企業の方向性と一致していなければならない。
これは、デザイナーでなくても、SEにも当てはまる事では無いかと、どんなに酷い環境であったとしても、自分の仕事に誇りを持ち続ける事は出来る。そして、そう思って働く事が大切なんだなと感じました。
成功する人はやっぱり違うんだなと、そんな風に感じたプレゼンでした。
■ジャチェック・ウツコ氏のデザインした紙面等
http://www.utko.com

どうも、こんばんは大元です。
ここでブログを初めて、一ヶ月が経ちました。最初の一ヶ月という事もあるので、少しこの一ヶ月を振り返って見たいと思います。
当初は月間100万PVのオルタナティブブログなので、「アクセス数稼がないと!!」って焦りもしました。しかし、アクセス数を稼ごうとすると、やっぱり自分の得意なテーマである通信業界の話ではアクセス数を稼げない。かといってアクセス数を稼げるTwitterの話ばっかり書いてたんじゃ、なんのためにブログ更新してるかわからない。
そこで、思いました。アクセス数は稼げないかもしれないけど、しっかり自分の得意なテーマ、書く事で自分も成長出来る内容にしよう。「ブログは自分の履歴書」と思って、自分という者がどういう分野が得意なのかを分かって貰える内容にした方が良いと感じるようになりました。
自分の書く内容が、その道のプロの方に読んで貰っても「ためになるな」と思って貰えるような内容にする事。それがこのブログを続けていく意義なんだと思うし、そもそもそう思ってなければ、オルタナティブブログ続けさせて貰えませんよね(笑)
今の目標はアクセス数を稼ぐより、ウェブのアクセスログ解析の接続元サーピスプロバイダで通信事業者/ISP/CATV系の方からのアクセスを増やして行く事(笑)これが毎月伸びて行かなければ、読み応えが無いという事ですよね。この数字を伸ばしていければ、自分も成長していけるのかなと思いながら頑張って続けて行きたいと思います。
そして、こちらが今月の接続元一覧です。狙い通りマニアックな接続元が多く良い感じだと思います(笑)
2009年2月1~28日 接続元サーピスプロバイダ分析
1.japan network information center 3,626
2.ntt communications corporation 2,101
3.japan nation-wide network of sbb corp. 1163
4.ucom corp. 724
5.kddi corporation 657
6.fujitsu limited 464
7.nec biglobe ltd. 336
8.so-net entertainment corporation 289
9.@home network japan 258
10.ocn provided by ntt-communications 239
















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