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ビジネスコミュニケーションは「テーマ」「結果」「期待すべき反応」をクリアにするのが肝

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若手向けの社員教育を色々考えており、ロジカルシンキングの本を久しぶりに手にとった。

<懺悔>
私がこの手のことに非常に興味があった頃、部下にロジカルスピーキングを教えようと、OJTで指導していた。
つまり、部下が何か言うたびに、「時系列に話すんじゃなくて、結果から話さなきゃ。」とか「事実と自分の意見を区別して話さなきゃ」とアドバイスし、「もう一度話してごらん」とやっていた。
結果、部下が私とのコミュニケーションを気軽にとならなくなり(爆)、現場の情報があがらなくなったので、この手のアドバイスはやめてしまった。

しかし、あれから10年以上もたって、スタッフも変わり、私も変わり、またそういうことをやってみてもいいかなぁと思うようになった。

さて、この本の第一章に書いていることが一番付加価値の高い内容である。

相手に伝わるコミュニケーションの肝は「テーマ」「テーマに対する結果」「相手に期待すべき反応」を明らかにすることだそうだ。

数多くの報告を受ける立場から感じるのは、「テーマ」については意外に話してくれない人が多いことだ。
小さな会社なので既に私がそのことを知っているから、という理由もある。
しかしながら、当人は一生懸命なゆえ、ついつい、今必死になっている事柄から熱くなっていきなり語りだすのであろう。
木を見て森を見ず(語らず)というところか。

そして、得てして一番大切な「相手に期待すべき反応」は、明示されなかったりする。
「それで、私に何をしてほしいの?」という質問を返すこともよくある。
よって、話す順番としては、「期待すべき反応」から始める手もあると思う。「ご相談したいことがあります」のように。

1か月とか期間限定で、OJTで頑張るのもよいなぁ~と思いつつも、なぜこの年度末の一番忙しい時にこんなことを考え付くのか!というスタッフの声が聞こえないでもない。自分が修論提出してすっきりしたというのが一番の理由だが(*^_^*)

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