息子の手紙もクレームではなく依頼だと聞いてあげる気になる
息子に「まず8じにむかえにくること」と手紙をもらって、ちょっとだけ気になったことがあった。
週1回、ファミリーサポート(区がコーディネートする区民によるベビーシッター。良心的なサービスを低価格で提供)を利用してシッターのご家庭で息子を預かっていただいているのだが、2か月ほど前にシッターが変わったのだ。
息子は内弁慶でなので、新しい環境に慣れるのに時間がかかるタイプだ。
ウルトラマンダイナのYouTubeを見たいから早く連れて帰れというリクエストであることは重々承知なのだが、もしかしてシッターの家でいごごちが悪いのかなぁとも思い・・・・
そこで、いつもより早く迎えにいったところ、シッターのご家庭にいる6歳の女の子であるA子ちゃんが出迎えしてくれた。
「あのね、今日初めて、たくさん話したのよ!」と嬉しそうに息子とのエピソードを話してくれた。
えっ、2か月も今まで預かってもらっていたのに、今頃やっと普通に話せるようになったの??とびっくり。
「今まではね、話しかけてもあまり返事してくれなかったの・・」とA子ちゃん。
息子は祖父母やベビーシッターなど大人たちに囲まれて生活するのに慣れているので、気を使ってくれる大人とはハードルが低いが、自分と同じ年代の子供たちにはめっぽう弱い。
う~ん、どうしたものかと考えながら、息子と帰り道を歩いていると・・・
「おかあさん、来週は10時に迎えに来てね」
「えっ、8時じゃなくて10時なの?」
「うん」
「どうして?ウルトラマンダイナ見られないよ?」
「僕、A子ちゃんともっと遊びたいんだ・・・・・」
ウルトラマンダイナの天下は短く、A子ちゃんの魅力にあえなく負けてしまったようだ(笑)
「流石に10時は遅すぎるよ」と答えたら、またまたお手紙をもらうことに。
「げつよ(う)びのおむかえわ(は)、く(9)じにおむかえきてください」
手紙の文章も、「命令」から「依頼」に変わったぞ。A子ちゃん、偉大なり!
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