息子と毎日相撲をとるの巻
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3歳の息子のお気に入りのスポーツは相撲である。
見ることはもちろんのこと、実際に相撲を取りたがる。取組相手は、もちろん母である私である。
子供というのはとかく繰り返してやるのが好きである。
「1番勝負だからね」と言ったって、「10回やる!」
愛する我が子とはいえ、相撲を10回取るのは、はっきり言って飽きる。また私が勝とうものなら、ものすごい形相で泣きながら掴みかかってくるので、負けてばかりいることになり、つまらない。
そこで、四股でも丹念に踏めば、私の足腰の鍛錬になるかなぁなどと思い、「はっけよいのこった!」の前段階に時間をかけるようになった。
ところが息子は四股には全く興味がない。
私が四股を踏んでいる間に何をしているかと言うと・・・
・塩を投げて、その塩がついた指をペロリとなめる
・手で顔をパンパンと叩く
・タオルで顔をぐしゅぐしゅに拭く
など、(どうでもよい)ディーテールに凝るようになってしまった。
そして、私にも同じことを強要するので、私は対戦相手からタオルをもらい、同じタオルで顔を拭うと言う素っ頓狂なことをするはめに。
相撲を取ってとせがまれるのもあと数年のことなので、10番つきあおうと思う一方、息子と同じように勝気な母は、たまには勝って勝負の厳しさを教えたいとも思うのであった。
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