IBMのOB会で橋本社長のお話を聞いて感じたこと
Big Blue JapanというIBM のOB会があるのだが、そのOB会で昨日、現役社長である橋本孝之さんが講演をしてくださった。
企業のトップの話は何度も聞くことがあるが、自社の社長として聞く話と、他社の社長として聞く話は全然違う。前職の社長の話はポジティブに聞きやすい上に、橋本さんの魅力あるご講演で、元気をたくさんいただいた。
つくづく思うがIBMはよい会社だ。(もちろん、社員からは違う風景も見えるだろうが)
1.100年生き続けている会社(IT産業では本当に老舗)
2.かつ成長を続けていること(途中、終わりだとまで言われた時期もあったが)
3.スケールがとてつもなく大きく、グローバルであること
4.社会に貢献し、輝かしい未来を期待させること
5.素晴らしいDNAを社員が共有していること
戻るつもりだったからこそ休職したのだが、留学後に退職してしまった。決して嫌いになって辞めたわけではなかった。よって思い出は甘く、つらい思いをすると、「あぁ、あのまま、IBMに残っていたらどうなったのかなぁ」と考えることもあった。
入社面接で将来社長になると大口をたたいたのだが(ということは、橋本さんの後に社長になるはずだったのか??(笑))、今は、IBMの数千分の1の会社を経営している。
とはいえ、時計の針を戻すことは出来ないし、戻しても・・・・やっぱりアークコミュニケーションズの社長をやっていたいと思っている。
アークコミュニケーションズの経営をこうすればよかったという反省はたくさんあり、そちらに関しては、時計の針が戻るならと思うことはたくさんあるのだが、それ以前のキャリアはやっぱり今のキャリアを作るための必然だったような気がする。
今やマイナー企業にいる私としては、この多様化の社会、マイノリティーがマイノリティのままでも、自律し・生き生きと活躍することを目指している。小さい企業には小さい企業でなければ出来ないことがたくさんあるはず!生まれたばかりの企業はその新しさゆえに出来ることがたくさんあるはず!(そしてそれはスポーツも同じで、マイナースポーツの存在意義も強く感じる)
ところで、このマイノリティーの心地よさに迷いがないのは、マジョリティの会社に勤めた経験があるからだ。隣の芝生が青いように、もしIBMに勤めた経験がなかったら・・・・・負け犬の遠吠え??
さて、少々長い(13分)が、私があげたIBMのすごさの1~4は、下のビデオを見るとよくわかる。IBMの100年の歴史を、100才から0才までが自分の生まれた年にIBMがなしたことを説明している。0才がどうやって話すのかって?まっ、それはビデオを見てください。
http://www.ibm.com/ibm100/jp/ja/films/
そして、5.の素晴らしいDNAを感じたかったら・・・・是非、Big Blue Japanに来てください。
IBM OB以外にも開かれている会合があります。
<オルタナティブブロガーの関連エントリー>
「日本IBMの社長になります」と言った伝説の新入社員 #abtm by 坂本史朗の【朝メール】より
本日、IBMは100歳!そのIBMの100年間をまとめました #IBM100 by 永井孝尚のMM21