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ワークアウト!やらない仕事を作る

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課題に前向きで成長している会社(人)ほど、すべきことが山のように増えていく。能力や人員がアップすれば、それだけキャパが増すので、増えていくTO DOに対応することが出来るが、
どのみち、どこかで対応できなくなってしまう。

そういう時にお勧めなのがこの「ワークアウト」である。

もともとGEのジャックウェルチが始めたワークショップで、「現場に大幅に権限委譲をして働く人の能力と活力を引き出し、現場自ら組織的な業務改革を進める、現場主導型の問題解決プロジェクト」と言われているが、このことに関する情報はたくさんある。

言葉の定義例
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/workout.html

ワークアウトに関する考察例
http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=5582

ワークアウトに関する書籍

さて、私はこのワークアウトを、その精神は保ちつつ、狭義の意味に使っている。ワークをアウト、つまり減らす仕事を決めるワークショップとしてである。

仕事の改善と言うのはありとあらゆるレベルで(経営陣からも、現場からも、時にはお客様からも)発生する。
しかしながら、仕事をやめるという発想はなかなか行うことが出来ない。
通常、全く無駄な仕事と言うのはないので、その仕事をやめようとすると、必ずと言っていいほど、何かしらの不都合が生じ、その不都合を切り捨てる判断をなかなか現場としてすることが難しいからだ。

ワークアウトでは、現場が提案したものを、経営陣がその場で辞めるか辞めないかを判断する。コツは、これがなくなるとどういう不都合が起きてしまうかと考えるのではなく、(大なり小なり不都合は起きるので辞められなくなる)これを辞めても会社が成り立つ(倒産しない、大規模な混乱が起きない)よね、と考えることである。

「戦略とは捨てること」だとよく言うが、年末の大掃除と同じと思っている。
つまり、普段いくらこまごま掃除をしていても、1年に一度は大胆に普段と発想を変えて、掃除をしない(捨てない)と、片付かない(物は減らない)。

さて、アークコミュニケーションズでは、このワークアウトを来季(新年度は10月)の目標とセットにしてやろうと思っている。

実は、ワークアウトを過去行ったことがあるのだが成功!という気持ちにあまりなれなかった。今回のプロジェクトを成功に導くために、以前のプロジェクトを振り返って反省し、次エントリーで書き記したい。

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