生産性のアップはまず自分の作業時間と実行日の把握から:予定と実績の管理 その3
予実管理をして
1. 自分が見積もった作業時間内に仕事は終わっているのか?
2. 自分が予定した日に作業を行っているのか?
を常に意識していると、おのずと作業改善が図られるから不思議だ。
予定作業時間内に終わることが大事なので、作業予定時間を単に長くしても解決するのだが、当初の予定時間内に終わるよう工夫をすることの方が多い。
たとえば、ITmedia2回目の連載記事「買うと決める瞬間」の執筆はめちゃめちゃ早かった。
前回の経験(「グローバルサイトの構築」の執筆)から、文才がないくせに些細な細かいところでぐちゃぐちゃ悩んでしまうことがわかったので、社内のスタッフとブレストをして、何を書くのかを決めたのが功を奏した。
さて、時間が正確に把握できれば出来るほど悩みの深い問題も出てくる。つまりその週(日)に出来ないのが明確なので、計画にすら乗せることすらできなくなってしまう作業が出てくるのだ。
そこで、
3.そもそも書き込んだ作業はすべきなのか?
という自己評価が重要になってくる。
つまり、a)いつまでも重要な案件が書き込まれていない事態に陥っていないか?のチェックと、作業項目を減らすために、b)それをやらないと何が起こるのであろうか?のチェックである。
重要性が高くても、緊急性が低いものは後回しにするものである。そして、今どきのビジネスパーソンは忙しくて、なかなかそれをする日がこない。そこで、私は、重要性が高くて緊急性の低いものの作業時間枠も設けることにしている。新規事業開発やブランディング活動の項目などがそれにあたる。
そうこうして、重要性の高いものの優先順位をあげれば、当然押し出されるものがある。そもそも書き込んだ作業をしないと何が起こるのであろうか?と考えて、優先順位の低いものを捨て去る勇気を持つ必要がある。どうせやれないのなら、やらないと自分で決めたほうが精神状態がよい。
と言いたいところだが、私はこの捨て去ることが苦手だ。松田聖子世代なので、つかめるものはどこまでもつかみたい性格だ。結果、リストの中に永遠に着手されないものが残り、1年に1回手帳を買い替える時や、2年に1回パソコンを買い替える時にやろうやろうと思っていて出来なかった項目が、やっとクリアされるのである。(そして、懲りずにすぐさま新しい項目としてリバイバルしているのだが・・・)
こんなテーマで書いているのに、時間の見積もり大甘で3連載になって、恰好が悪い。
書き出してみたら、こんなに書きたいことがあったのだ(本当!)ということで、納得することにしよう。
つまり、誰よりも私が、切実に生産性の改善を教えてほしいのだ。夫と円満に2歳児の子どもを育てながら、社長として会社を大きく成長させ、選手としてスキーオリエンテーリングを練習してオリンピックの選手にもなって、同窓会おたくの活動を続けるには、どうしたらよいのでしょうね?アドバイスお待ちしています~(笑)