ブルドーザとホイールローダの違いって知ってる?:この知識を仕事になんとか生かせないものか・・・
昔から車輪のつくものには弱かった。
IBMに勤めていた頃、某車メーカーの仕事をすることになり、必死に「単語」を覚えた。
どういうレベルかと言うと、それまでの私は車は色でしか区別がつけられず(赤い車、白い車)、まずはどのメーカーがどういう名前の車を作っているのか覚えようと思ったのだ。(客先で商品名を間違ったらしゃれにならない)
カローラはトヨタ、スカイラインは日産のように。そしてすぐさま、疑問が生じ、聞いてみた。「セダンってよく聞くのに、トヨタにも日産にもない車種ですが、ホンダの車ですか??」
さて2歳になった息子が建設機械オタクである。
マニア向けの(子供向けではない!)建設機械の本を買ってあげたら、写真を私に見せては「これな~に?」と聞く。
写真の下には説明が書いているから、私はそれを読んで親としての威厳を保っている。
ある時、「これな~に?」攻撃に、いい加減に「ブルドーザ」と答えたら、「違う!」と叱られた。
よく見ると、「ホイールローダ」と書いてある。
そもそも私にはブルドーザとホイールローダの違いなどわからなかった。(ホイールローダという言葉そのものを初めて知った)
「同じようなものじゃない」と息子に言うと、言葉がまだ上手に話せない息子にジェスチャーで違いを教えてもらった。
ガ~っと言いながら縮めた手を前に伸ばす=ブルドーザは前についているブレードで土を押し出す
グ~っと言いながら伸ばした手を下から上に持ち上げる=ホイールローダは前についているブレードで土をすくって持ち上げる
目からうろこが落ちた瞬間。そういう違いだったのか。
(ブルドーザはクローラー、ホイールローダはタイヤという違いもある)
私の息子って天才?と言いたいところだが、その晩何気なくお風呂をのぞいたら、夫と二人で仲良くブルドーザ、ホイールローダごっごをやっており、どうやら指導者がいたようだ(笑)
お陰様で今や私もクレーン車という括りから、クローラクレーン、ホイールクレーン、カニクレーン、ラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーンなど、説明出来るようにまでなった。今までの人生で、一番車に詳しいのだ。なんだかとっても自慢!
せっかく覚えたのだから、仕事で何か役に立たないものかなぁ。いまさら建設機械業界に転職は出来ないので、営業に行きますか(笑)