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中国に住んでいる日本人と、日本からの出張者の見分け方:今でも通用するのでしょうか??

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私が中国に駐在していたのは92~94年のこと。今の中国ビジネスをその時代の経験を元に考えては失敗すると自戒している。しかしながら、現在でも、当時のことを思い起こさせるような出来事は多々ある。

夏のアークコミュニケーションズのニュースレターfunnoteの景品はクリップケースなのだが、その景品が未だ入荷されない。

納入ベンダーが大変申し訳なさそうに謝りに来る。
中国で「おかしなこと」になっててまだそこから届いていないとのこと。
もし順調に船便で届いたとしても、最短で○月○日と思われる。
しかし、最悪の場合、いつになっても中国から届かない恐れもあるとのことだった。

「おかしなこと」という表現が妙に的を射ており、おかしい。
現地の担当者と話しても、全く要領を得ず、必要な情報が入手できず、自分の想像を超えているという気持ちがよく表現されている。

そこで思いだしたのが、中国に駐在した頃の飛行場でのエピソードだ。

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ビジネス中国語が話せない私は、英語が話せる中国人スタッフといつも出張していたのだが、ある時、トランジットのため寄った飛行場で、たくさんの人がうろうろしている。
中国人スタッフから「飛行機、飛ばないようですよ」と言われ、「やっぱり」と思い、カウンターの前の椅子で本を読んでいた。
すると、流暢な中国語を話す日本人と思われるビジネスパーソンが、ずっとグラウンドアテンダントに食い下がっている。
ぼ~っとその様子を見ていた私に、中国人スタッフが「どうしたの?知り合い?」
「ううん、中国語上手だなぁっと思って」
「あぁ、上手だね。でもあれは、日本から来たビジネスマンだな」
「どうしてわかるの??」
「簡単さ。日本から来たビジネスマンは必ずああやって、食い下がる。なぜ飛行機が飛ばないのか?いつ飛ぶ見込みなのか?他に代替手段はないのか?って。中国に住んでいる日本人は誰もそんなこと聞かないよ。大里さんだって聞かないだろう?」
「私はあんなに中国語話せないもの」
「関係ないよ。事実、大里さんは今僕に、飛行機が飛ばない理由なんて聞かなかっただろう?」

全くもってその通り。理由を聞いたって、グラウンドアテンダントに「知らない」と不機嫌な顔で言われるだけなのを身をもって知っているからだ(苦笑)
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とまぁ、過去の経験から納入ベンダーに対しては非常に寛容な気持ちになってしまったのだ。このような事情で大変申し訳ないのですが、プレゼント当選者の皆様、未だクリップケースをご送付できておりません。発送をもって当選のお知らせとさせていただいているので、楽しむ期間がさらに延びたとご理解いただけますと、大変嬉しゅうございます。必ずご送付いたしますので。

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