走るのやめて箱根駅伝の柏原選手の快走観戦
本当にすごかったんですよ、2007年(今年の話ではありません!)の箱根駅伝の5区(最長区間で高度差も一番)を走った順天堂大学の今井正人選手。4分9秒遅れでたすきを受けたにもかかわらず、区間新記録で逆転往路優勝。そして、その勢いのまま順天堂大学は復路も制して総合優勝。
今井選手は一人別次元の走りをしていて、3年連続5区で区間新記録。(1年生の時は花の2区を走っていた)そこでついた名前が「山の神」。
誰もが彼ほどこの名前が似合う人はいないと思い、この記録はしばらく破られることはないだろうと信じていた・・・
しかしながら、わずか2年後の2009年、東洋大学のルーキー柏原竜二選手にあっさりやぶられた。4分58秒差をひっくり返し、8人抜きの快走、往路優勝をもたらしたのは記憶に新しいところ。(東洋大学は復路も勝って総合優勝)ついた称号が「新・山の神」。
今年、2010年も「新・山の神」はやってくれました。4分26秒差をひっくり返して6人を抜き、自らの記録を破る区間新記録で、東洋大学に復路優勝をもたらした。
まだ2年生。どこまで今井選手は伸びるのだろうか・・・
一般論としては退化していると言われる人類の身体能力だが、スポーツの記録に関しては時代とともにどんどん伸びている。
道具の進歩もその一因だが、スポーツに科学的トレーニングが組み込まれたことの影響は大きいようだ。
特に競技人口の少ないマイナースポーツであまり科学的に解明されていないスポーツは記録向上の余地は大きい。
ランニングで言えば、平地を走るマラソンより山岳を走るクロスカントリーのほうが劇的な記録向上が望まれやすいそうだ。(そして実は下りで差がつきやすい)
遅ればせながら明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
「1年の計は元旦にあり」なのでジョギングでもと思ったのだが、ちょっと走ったら咳喘息再発。
これって、やっぱり走ったせいであろうか・・・なんと縁起の悪い。(息が上がらない程度で次回はやめておこう)ということで、走るのやめて観戦したお陰で、ワクワク出来たのはラッキー。
さて、異次元と思われる記録も数年後にはあっさり塗り替えられているのが昨今の特長だ。柏原選手の記録を破る人が出たら、その人は「新・新・山の神」?
称号も慎重に与えないとインフレが心配だが、デフレの心配をするよりよっぽどいいですね。