結局使い慣れたアプリケーションが一番

当社のサイズの会社だと社内のイントラは自社開発せずに既存パッケージを使うことがよいと思っている。と言っているわりには、なまじ（？）プログラマーがいるため、簡単なものだと、勉強も兼ねて作ることも多い。だが、作る時はいいのだが、その後メンテナンスをしたい時には、社内システムの専任者がいるわけではないし、滞ってしまいがちなのが問題だ。

さて、社員の数も多くなったし、様々な機能が統合されたグループウェアに乗り換えたいと思うのだが、なかなかいいものが見つからなくて困っている。

カスタム品というのは、ちょっとしたところで、当社に大変便利なように出来ているものなのだ。それに、なんたって、その昔、グループウェアの大手S社に当社開発のスケジューラーを見せて、誉められたことがあるくらい当社のスケジューラーとアドレスブックは優れものでもあるのだ。

使い勝手で当社のカスタム品に勝るものがあるはずないから、乗り換え困ったなぁ・・・

と思っていたところ、新入社員が入ってきて、「このスケジューラー使いづらいですね」と一刀両断。ガーン！

使い慣れるということは、最大の使いやすさを生む。

その昔タイプライターはタイピング・スピードが高速になると印字ヘッドが交差してしまうという機械部分の問題から，あまりタイピング速度が上がらない現在のキーボード配列になったと言われている。

タイプライターからコンピューターに移行されて印字ヘッドが交差するという問題がなくなっても、もっとタイピング速度が上がる他のキーボードの配列がポピュラーになることはない。

確かに吉川さんのブログにあるスケジューラー＆設備予約システムの要件に沿ってチェックしていくと、あちゃー、当社のスケジューラーになんとＸの多いことか！

客観的な目で見て、やはり当社のスケジューラーが他のソフトに比べて総合的に機能が優れているということはない。だが、一番欲しかった機能を実現してくれる当社のスケジューラーから乗り換えるのはハードルが高いなぁ。

ちなみに一番欲しかった機能とは、任意の社員と施設を選ぶと、施設を含めた全員のスケジュールが空いている時間帯を一発で表示してくれる機能だ。←白いところが、空いている時間帯。

アドレスブックに至ってはもっと機能に対する思い入れが強いから、気に入ったものが全然見つからない。5年たっても、やっぱり自社開発のシステムを使い続けている。社員数がもっと増えて現在のシステムで収まらないところまで来ないと乗り換えそうにないなぁ。