IT技術についてのトレンドや、ベンダーの戦略についての考察などを書いていきます。

AIはプログラムを作るようになるだろうか

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昨日のITproの記事で、以下の様なものがありました。

プログラマを志す君に伝える「仕事が無くなるリスク」

記事の要旨は、まず、現在の日本でプログラマの待遇は決して良いものでは無く、使い捨てにされる可能性が高いこと、もう一つは、簡単なプログラムであれば早晩AIが作るようになるのではないか、だから今プログラマという職業を選ぶのはごにょごにょ。。といったものです。

私もこの二つには同意しますが、AIが役に立つプログラムを自動的に作るようになるのはかなり先のように思います。そして、もう一つの視点として、今現在、既にコードを書く必要がほとんど無くなりつつある世界が出現していると思っています。「マッシュアップ」です。

マッシュアップは、複数のWebサービスを使って新しいサービスを創り出すことを言いますが、今、Webサービスの品質が向上し、様々な粒度のサービスが大量に出現してきており、適切なサービスを見つけ出すことができれば、それこそプログラムを1行も書かなくても業務アプリなどを創れてしまう環境が整いつつ有ります。その主役が、PasSとAPIです。

PaaSはクラウドの3つの分類(IaaS, PaaS, SaaS)の中では最後にできた分野です。もともとはSaaSであるSalesforceの内部APIを顧客に開放したForce.comが始まりと言われています。つまり、「IaaSでもSaaSでもない」という分類だったわけですが、この部分が最近どんどん広がってきています。様々なベンダーがPaaSで攻勢をかけようとしていますね。

戦略アプリはPaaSで作る ベンダー、PaaSの陣

IBMが仕掛けるPaaS拡大戦略の狙い

IaaSは規模の経済ですので、AWSと闘うのはかなり厳しくなっていると言われています。その反面、PaaSは自社技術を使った差別化がしやすく、基本的な技術を提供することによってシステム全体を囲い込める可能性があるということなのではないかと思います。IBM、Amazon、Google、MicrosoftはAIを使った自動学習もPaaSで提供し始めています。使いこなしが難しい最先端の技術を手軽に試すことができるのもPaaSの良いところで有り、提供ベンダーにとっても顧客からのフィードバックを早期に植えられるため、メリットが大きいのでしょう。

その、PaaS同士をうまくつなぎ合わせるためには、APIが重要になってきます。

PaaSとAPI ~ 作る人と使う人 ~ サービス開発の最前線を探る!

様々なレベル/粒度のサービスがPaaSで提供され、適切なAPIが標準化されていくと、プログラムを書かずにすむ世界が出現します。それは、すでに始まっている、というのが私の実感です。

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