オルタナティブ・ブログ > 日々是挑戦 >

ITmedia エンタープライズ記者がいろいろなことに挑戦します。

3カ月で7キロ痩せた私の秘密兵器

»

5年で20キロぐらい太ってしまいました。理由はいろいろありますが、大きかったのは度重なる部署の異動。これまでとは違う人たちと仕事をするのは楽しくもありますが、文化の違いを理解したり、その中でうまくやっていく術を身につけるのはやはり大変で、ストレスから暴食に走ってこのありさまなのでした。

初めのうちは気にする余裕もなかったのですが、ようやく仕事に慣れてきた頃から「どうにかしなきゃ」と思い始めました。着られる洋服が減り、駅の階段を上るのがキツくなり、外出がおっくうになっていくのをどうにかしたいと思ったのです。

一大決心をして、ゴールデンウィークからプライベートジムに通い始めました。それから約3カ月(83日)、体重は7キロ減りました。飛行機の機内に持ち込める手荷物の最大限の重さと同じくらいの体重が減ったことになります。

●何をやって7キロ減ったのか

何をやって、約3カ月で7キロ体重が減ったのか? と、周りの人によく聞かれます。答えは2つ(正しくは3つですが、それはおいおい説明しようと思います)。1つは食事制限、もう1つは週2回の筋トレです。今回は、私が行った食事制限と、制限中の食事を楽しむための秘密兵器についてお話ししようと思います。

●食事制限の内容

プライベートジムの初日、トレーナーから食べていい食材と避けるべき食材について指導されました。

・食べていい食材(加工品はNG)

卵白、鶏ささみ、鶏胸肉皮なし、クロマカジキ、たら、えび、豆乳、レバー、サーモン、くじら、鰹、まぐろ、貝類、納豆、馬、やぎ、湯葉、砂肝、ノンオイルツナ、かに、イカ、豚ヒレ肉、豆腐、厚揚げ、おから、マッシュルーム、ブロッコリー、カリフラワー、レタス、キャベツ、白菜、きゅうり、小松菜・ほうれん草などの緑色野菜、貝割れ大根、ねぎ、おくら、キノコ類、きくらげ、なめこ、わかめ・海苔などの海藻類、こんにゃく、しらたき、寒天、蒸留酒

・避けるべき食材

炭水化物、いも類、上記以外の豆類、トマト・にんじんなどの赤い色の野菜類、乳製品、上記以外の魚、上記以外の肉類、魚肉ソーセージ、きなこ、果物全般、コーンフレーク、たまねぎ、かぼちゃ、トマトジュース、根菜類、なす、かまぼこ、ちくわ、ビール、梅酒、日本酒、ワイン、紹興酒、白酒、カクテル

食べる量についても説明がありました。毎食ごとに両手いっぱいくらいの野菜を食べ、タンパク質は自分の体重×1.5グラムのタンパク質を摂取するように言われます。70キロの人なら70×1.5=105グラムという計算です。基本的には、この食事を3カ月続けました。

●食事制限が案外、つらくなかった理由

こんな食生活、ツラすぎるのでは......と思う人がいるかもしれないですが、実は思ったよりつらくなかったのです。理由は2つ。1つは、両手いっぱいの野菜と100グラムくらいのタンパク質(主に肉や魚)は、案外、満足感が得られるということ。肉にしても魚にしてもそこそこ量があるので、40代になって昔に比べて小食になっていた私は、けっこうこの量でおなかいっぱいになれたのです。

もう1つは、食事制限で食べるのを許された食材を、簡単においしく調理する方法を発見したこと。「魚焼きグリル」を使った調理法です。中がかなり高温になるので調理が短時間で済み、フライパンを使った調理に比べて"外がカリッと、中がフワッと"仕上がるのがいいところなのです。

 80グラムくらいの鮭の切り身に塩とこしょうをふり、表3分、裏2分30秒くらい焼けば、カリフワの焼き鮭が出来上がります。酒を振りかけた鶏のささみに包丁を入れて開き、片面を3分焼いて裏返し、明太マヨネーズを塗って2分30秒くらい焼けば、ちょい焦げな明太マヨが香ばしいチキングリルのできあがりです。

sa_02.jpgsa_03.jpg

イチオシなのが、アスパラの豚ロース巻き。生のアスパラに薄切りの豚ロースをぐるぐる巻き付け、塩とたっぷりのこしょうを振ります。魚焼きグリルに入れて、表3分、裏がえして2分半焼けば豚肉のカリカリ感とこしょうのピリピリ感が楽しめる肉巻きができます。

sa_01.jpg

※うちの片面グリルの場合、火加減は全て最弱にしました。グリルの火力によって焼き時間は変わるので、焼き加減を見ながら時間を調整してください。

魚焼きグリルといえば、手入れがめんどくさいという欠点がありますが、網の上にアルミホイルを敷いて、その上で焼けば網に食材がこびりつくこともありません。また、最近では、魚焼きグリル専用のフライパンも売っているので、これを使えばお手入れで困ることもありません。

sa_04.jpg

この魚焼きグリル食がおいしすぎて、制限中の食事を楽しめたのは大きな発見でした。多くの人の家にありながら使われていないこの"ダイエット向きの秘密兵器"、試してみてはいかがでしょう。

Comment(0)