ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

【推測】2018年3月上旬のコアアルゴリズム変更ーGoogleは何を見ているのか?

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ITに強いビジネスライターの森川です。

Googleが3月上旬に検索のコアアルゴリズムを更新して、SEO業界が大騒ぎしているのは多くの方がご存知だと思います。

私はうかつなことに3月中旬まで知りませんでした。知ったきっかけは、「ITライター」というキーワードでずっと1位だった自分のサイトが3位に落ちていたことでした。

今朝は1位に返り咲いていましたが(それでこの記事を書くことにしました)、残念ながら不動の1位(数年間ずっと1位を続けていました)ではなくなったようです。今日の昼には5位になっているかもしれません。

1ページ目からいなくなることはないと思うのですが、全く気が抜けない状況になっています。

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以下は、Googleは検索アルゴリズムを公開していないので、私の経験と試行錯誤に基づく推測にしか過ぎません。そこはご留意願います。

ただ何かのヒントにはなると思います。

少なくともAIが価値判断しているのではない

さて、どのSEOコンサルタントも口を揃えて「良質なコンテンツを作るしかなくなった」と言っています。ですが、Googleは何をもって「良質なコンテンツ」と判断しているのでしょうか?

Googleの開発したAIが判断しているのだという人がいます。これはいささかAIを買いかぶり過ぎだと思います。

確かに検索エンジンは、機械学習やディープラーニングといったAIアルゴリズムを駆使するようになりました。ですが、現時点でのAIには文章の意味などわかりません。意味がわからないので、価値判断などできるわけがありません。

人間が価値判断の基準を与えています。

その基準がわからないと、対策もできません。

従来の方法は必要条件になった

ページランクがなくなったというのは、表面的に見えなくなっただけで、実際のアルゴリズムではまだ使われていると言われています。

それは私の実感からも言えることです。

というのは、私のページが以前はずっと1位で、今も上位をキープできているのは、ITMediaや日経BPなどの「優良サイト」からのリンクがあるからです。これらのリンクを全部外したら、1位はおろか1ページ目も危ういでしょう。

ただ昔のように被リンク数が多ければ上位に来るというのではなくなりました。良質なサイトからのリンクが優先されます。

その他に私がやっているのは、タイトル、ディスクリプションそして本文にキーワードをちりばめるという方法です。キーワードはボールドにするとさらにいいとのことなのですが、これは面倒だし、見た目も不自然なのでやっていません。

もう1つは、更新頻度を上げること。これは毎日、日記を書くということで対応しています。

これらは、今でも効果があると考えられます。

ただし必要条件となりました。やらないと上位には来ないが、これだけでは上位に来ない時代になったということです。

では、どうすればいいのでしょうか?

ページビューではない

「ページビューが増えたら検索上位になる」と言う人もいるのですが、これは本末転倒でしょう。

SEOコンサルタントは統計的事実から検索アルゴリズムを推測します。その中には「ページビューと検索順位に強い相関関係がある」という統計も存在します。

ですが、そもそもページビューを増やしたいからSEOをするわけです。つまり検索上位ならページビューも増えるということです。強い相関関係があるのは当然です。

ページビューが増えたら検索上位になるのであれば、検索順位が固定することになってしまいます。それがGoogleの望むこととは思えません。

ユーザーの行動を想定せよ

いま有力視されている指標は、滞在時間と閲覧ページ数です。要するにサイトにきた人が、じっくりと中身を見るか、いろんなページを参照するかどうかということです。

で、もう気付いていると思うのですが、「滞在時間と閲覧ページ数」を増やすには、「良質なコンテンツを作るしかない」のです(次項で説明する邪悪な方法もありますが)。

1周回って、多くのSEOコンサルタントが言うとおりになりました。

ですが、Googleがこうした「ユーザーの行動」を基準にしているということがわかるだけでも、大きなヒントになります。

今まで以上に、ユーザーの行動をしっかりと想定したサイト設計が必要ということです。

「悪用」は必ずしっぺ返しを食らう

こういうことを多くのSEOコンサルタントは知っているのに、あまりはっきり書かないようです。

多くのコンサルタントが知っていると思うのは、先月ぐらいから、知りたいことがすぐに見つからないサイトが増えている気がするからです。

「滞在時間と閲覧ページ数」を増やすには、知りたい情報がどこにあるかをわかりにくくして、ユーザーに探させるのが一番てっとり早い方法です。

しかし、それはユーザーにとっては面倒なだけで、何のメリットもありません。

Googleもすぐに気付いて、「情報の探しやすさ」という指標を持ち込んでくるでしょう。そうなったときに、わざわざ情報を探しにくくしたサイトをリニューアルするのは、なかなか大変なことです。

検索エンジンの進化の歴史は、邪悪なSEOがしっぺ返しを食らう歴史でもありました。

もしそういうSEOをやっている会社が本当にあるのなら、今すぐやめたほうがいいと思います。


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