表紙が萌え系な本の購入を躊躇してしまうある男の葛藤
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最近では、分野を問わず萌え系の表紙を採用する書籍が増えてきました。
実は、表紙が萌え系だったという理由で、何度か本の購入を躊躇した経験があります。今日も、数学系の本を買いにいった際、内容は気に入ったものの、表紙が萌え系だったため、購入を躊躇するという状況に陥りました。
躊躇する理由は、
レジのお姉さんに渡すとき恥ずかしいから
だと思います。
であれば、Amazonで頼めばいいのですが、
それはそれで負けた気がする
のです。
というのは、そもそも、
なぜ、自分は萌え系の表紙を恥ずかしく思うのか?
について考察したとき、どのような理由であれ、
自分は世間体を気にしているつまらない人間という結論に至る
からです。
仮に「自分は萌え系が嫌い」だとすれば、レジのお姉さんに
「萌え系が嫌いなのに、好きな人間だと思われたらどうしよう」
ということを気にしているつまらない人間ということになりますし、
仮に「萌え系が好き」だとすれば、
「萌え系が好きにもかかわらず、自分は萌え系が好きな人間と思われたくない」
というさらにつまらない人間だということになります。
私は常に、
世間体など気にしない
をモットーとしているので、どのような理由にせよ、萌え系表紙本の購入を躊躇すること事態あってはならないことなのです。
そんなことを思いながら、本棚の前でモジモジしていると、
「馬鹿じゃないの?じゃあ、買ってきてあげるよ」
と、同行していた嫁がさらっとレジを通してくれました。
ま、いずれにせよ、私が小さな人間であることは間違いないようです。
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