「俺にはMacの方が合っている」という思い込み
その昔、私は結構なMac使いでした。
大学時代などは「Macのことなら玉木に聞け」と言うくらいで、学会前にプレゼン用のマックを壊しちゃった別の学部の教授が「助けて!」と駆け込んでくることもしばしばでした。
そんな私が、Windows使いに成り下がった?のは、Photoshopなど、高いソフトのMac版とWindows版の両方を買いそろえるお金がなかった事、学会の申し込みテンプレート等が、Windows版のワードとかで作られていて、Macで開くとおかしくなることなどから、しぶしぶWindowsに移行しました。
はじめてWindows(当時は3.1~95だったと思います)に移行したときは、
「なんじゃこりゃ、こんなもんで仕事ができるか!」
というのが第一印象でした。マウスの動きはカクカクしてるわ、ゴミ箱は左上にあるは、マウントしてないのにCDとかフロッピーのアイコンは表示されてるわ、アプリをインストールすると、いろんなところに変なファイルができたりするわ、テキストはキザキザ(AAかかってないし)で、とにかく、
「ありえない」
の一言。
しかし、住めば都とは良く言ったもので、数ヶ月(数日)も経つとすっかりWindowsにも慣れ、数年経った今では、Microsoftのポロシャツを着てうんちくを垂れるまでに至りました。。。
が、心の中には、
「俺はMac使いだ!。クリエイティブな俺様にはMacが合ってるに決まっている!」
という思いがずっとありましたし、Mac OS XでベースがUNIXとなってからは、さらにそのような思いを強くしていました。
とはいえ、まったくMacに縁がなかったわけではなく、OSこそWindowsですが、ハードに関してはずっとMacを使ってきましたので、いつでもMac使いには戻れる環境にありました。逆に、いつでも戻れるという安心感から、結局戻らずじまいだったのかもしれません。
しかし、半年ほど前、とうとうそのときが来ました。
Mac使いに戻ると決意したのです!
最後の砦だったノートPCもThinkpadからMacBookになり、Appleさんと仕事したり、iPhoneアプリを開発する機会なども増え、思い切ってMac OS環境に戻る事にしたのです。
が、
「Mac (OS)がしっくりこない」
のです。
もう、半年くらい経つのに、未だしっくりこないのです。気がつけばWindowsを起動している自分がいます。
「そんなはずはない。俺にはMacの方が合ってるはずだ」
と思ってみるも、急いで資料を作らないと行けないとき、迷わずWindowsをブートさせている自分がいます。
「しっくりこない原因はなんだろう」
と考えてみるも、具体的な不満がある訳ではありません。強いて上げるなら、
テキストはもちろん、動作の全てにアンチエイリアスがかかっているようなイメージで、ワンクッションある感じ?がする(直接システムをいじってる感じがないというか、、、うまく言えません)。アプリがコピーしただけでインストールできたりアンインストールできたりするのが、なんか気持ち悪い(苦笑)。MacBookProのトラックバッドの右左認識が失敗する回数が多い。
などでしょうか。
というわけで、「俺にはMacの方が合ってるはず」という長年の思い込みが崩壊したというどうでもいい話でした。
まあ、Windowsがかなりよくなったということで。。。。。