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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

話は中断しながら聴く

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話は中断しながら聴く・・・話の聴き方

話の聴き方は難しい。

コーチングやカウンセリングのセミナーに行くと「まず傾聴すること」の大切さが強調される。

話者のペースに合わせ、頷きながらひたすら聴くのが良いとされている。これが疲れる。特に話の筋が乱れていると何を言っているのか、何を言いたいのか理解に苦しむ。

また、同じ話がスパイラルで繰り返されると2時間も3時間も同じ話を聞き続けることになる。

聴くのは難しく疲れる。

相手が何を言いたいのか(主訴)を浮き彫りにするには、話を中断しながら聴くスタイルが効果的だ。「それって、こういうことですか?」とか「こういう理解で合ってますか?」とか「具体的にいうと、こうですか?」という中断が話の整理には欠かせない、と感じるようになった。

話は中断しながら聴く。要点を整理しながら。ただし、ここで自分の意見を挟むべきではない。思わず「それって、こうなんじゃない?」と言いたくなるが、それをグッと抑える。

やはり、聴くということは大変な営みである。

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