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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

少年野球にライセンス制度を・・・

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少年野球にライセンス制度を・・・

甲子園が開幕。この中には、故障やけがを抱えながらプレーしている選手も多いのだろう。

できることなら好きなスポーツを長く楽しんでもらいたい。

そのためには、選手に故障をさせないこと。特にジュニア世代の指導者が正しい知識を持って選手を指導することが肝要。高校野球に入ってきた時点で、肘や肩を手術している選手の多さに驚くと同時に、小中学校でどんな指導をしているのだろう・・・という思いに駆られた。

サッカーではライセンス制度が導入されてから、ジュニアからトップまでの指導内容が一貫性を持って構成されている。「この世代では、技術を習得しましょう」のように。

技術の習得に最適の年代が小学校低学年。この時期は走ることよりも「技術」。キックのフォームやドリブルの姿勢などバリエーション豊富な練習方法で習得していく。そのせいか、サッカー選手が高校入学時に「故障持ち」という事は聞いたことがない。

野球の世界、特に少年野球の指導者には正しい運動知識が必要だ。将来のある選手たちには正しいフォームと技術を身に付けてもらいたい。そのために指導者には学んでもらいたい。決して自分の経験則だけで教えたり、ネットで出回っている情報を信じ込んだりせずに。

少年野球の指導はボランティアだと聞く。それには頭が下がる。ただ、教えるという事は学ぶことなのだ。指導者である限り、学びは必要。

少年野球の目的は「野球の楽しさを教えること。故障をさせないこと。」

この二つだと思うのだが。

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