組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

部活動を考える・・・保護者問題

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多くの部活動顧問がこの「保護者問題」に悩まされています。

私もその一人です。もちろん、部活の指導に対しとても理解を示し、協力的だった保護者も沢山いました。勝っても負けても、大会が終わるごとに労をねぎらってくださったお父さん、お母さんとは生徒が卒業した後もずっと交流が続いています。

「部活の指導・運営に対しマイナスの影響を与える保護者」の問題は、今から20年ほど前の国際応用スポーツ心理学会で取り上げられました。いわゆる「サッカーマム」という言葉が出始めた頃です。この学会でジム・テーラー博士は選手の保護者への教育の必要性を説いたのです。

アメリカで保護者がスポーツの現場に介入し指導の妨げになっているということが問題化していたのです。そのような保護者への指導プログラムがテーラー博士によって構築され、それが紹介されました。簡単に紹介すると

 1 保護者がやるべきこと 

 2 他の保護者と一緒にやるべきこと 

 3 指導者と一緒にやるべきこと 

 4 子どもに対してやるべきこと  

 5 保護者がやってはいけないこと  

 6 他の保護者と連帯してやってはいけないこと 

 7 指導者に対してやってはいけないこと

 という7つの項目に問題を整理し、保護者教育プログラム(メンタルトレーニング)を実施していました。

 ・コーチングには口を挟まないこと   

 ・指導者が必要とするサポートをすること   

 ・子どもの練習に良い影響のある言葉を使うこと など

 日本でも高妻容一先生(東海大)が保護者教育を実施していますが、それだけ問題のある保護者が増えてきたということです。

 「監督を代えてくれ」と管理職に電話をかけてくる親。「うちの子を試合でどのように使うのか」と言ってくる親。「作戦がおかしい。選手の使い方がおかしい」など、数え上げればきりがありません。他校の監督さんと話をすると「最近、変な親 増えたよね」という話題になることもしばしば。

いったい、いつからこんな「言ったもん勝ち」のような「クレーム社会」になってしまったのでしょう。

これは部活だけでなく、学校やそれをとりまく社会的な問題だと捉えていいます。今現場で起きている問題を、ここでもっと考えてみたいと思います。

                 to be continued

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