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BS1スペシャル「緊急被ばく医療の闘い~誰が命を救うのか~」で危機対応の現実を見た

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例年3月初めは東日本大震災の振り返りが多くありますが、NHK BS1で3月10日に放送されたBS1スペシャル「緊急被ばく医療の闘い~誰が命を救うのか~」が秀逸でした。2時間ほどの番組です。

福島第一原発のオフサイトセンターがうまく機能しなかったのはよく知られていますが、それ以外にも事前に考えられた対応手順と現実の差に苦しみながら対応する場面が多々出てきます。特に、避難してきた被爆可能性のある人々を受け入れた福島県立医大の方が苦労して対応していますが、淡々と冷静に振り返っているのが印象的です。一方、さすが経験や事前検討を積んでいると感じさせられたのは、広島大学や長崎大学から支援に入った方々。冷静に対処するだけでなく、必要に応じてルールすら見直し、全体がうまく回るように対応したのはすごい。

危機対応の時は、裏付けとなる知識を前提とした臨機応変、そして知識がない場合には事前の手順、それぞれが重要と強く思いました。

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