オルタナティブ・ブログ > 路の上で >

日頃考えていることをぽちぽち書きます。

電子教科書の時代

»

先日、東京書籍の高校向けデジタル教科書(iPadアプリ)が発売されました。それだけではなく、小学生や中学生用はPCで動作する物が既に同社から発売されていました。
さて、そのiPadアプリ、値段は一冊(ひとつ?)¥4,300程度します。感覚的には高いですが、学術書等と比較すると同等か安いくらい。また、20本以上の一括購入で半額になるそうです。
使い方によるでしょうが、学校の共有機材にインストールするならば、ひとつのライセンスでも可能な感じがします。しかし、純粋な教科書として自分のiPadに入れて自宅でも使用するならば、各自が購入することになります。すると、一通りの教科書アプリをそろえるのはかなりの値段の上、そもそもiPadを購入する時点で負担。広く使われるのは、紙の教科書に変わって、電子教科書が標準で配布されるようにならないと無理そうです。
とりあえずは、先生が大画面に写して使うのが穏当なところかもしれません。

とは言え、紙にはアクセス性など紙の良さがありますが、電子教科書にも汚れないとか、インタラクティブとか、その気があれば更新できる、Webや他のアプリの連携等、いろいろメリットがあります。10年もしないで切り替わると予想します。

さて、アプリの場合に気になるのは、iOSや機器のバージョンアップについていくこと。1年生で使った教科書が、3年生で使えなくなっていたら悲しい。アプリにはアプリの良さがありますが、継続性ならばデータの方が良さそうです。そういえば、まだ日本では発売できないようですが、iBooks Authorで作成するのはどうでしょう。先生が作る副教材には今でも使えそう。

最後に、自分の視点で気になったのは数学。数十年前の当時は得意でしたが、もはや忘却の彼方。家庭学習でも使えるそうですから、買ってみようと考えているところです。

Comment(0)