忙しくてSEOに時間を割けない企業のためのいくつかの方法
「ブログを書いたりホームページに記事を書いたりした方がいいのはわかっているんだけど、とてもそんな時間が取れない」
という声です。
たしかにこれ、ものすごく時間と労力がかかります。
巷のノウハウは暗黙のうちに「担当者を置ける会社」という前提で書かれているなぁと感じるものも多い印象です。
しかし、むしろこういったところに頑張っていただきたいと私は思っています。従業員数が少ない会社ではつらいところだと思いますが。
そこで今回は、そこを打開する1つのヒントとして海外の記事を1つご紹介します。
忙しいかつ、地域を商圏としている方におすすめのバックリンク獲得策…というか、オンラインマーケティング策です。
必ずしも全てが使えるとは思いませんが、ヒントや気づきになればと思います。
では早速ご紹介していきたいと思います。
1.ブログを1人で書かない
いまや、コンテンツは王様だ。昔ながらの小手先のSEOなんて通用しない。みんなが喜んでリンクしてくれるような記事をどんどん書くんだ!
検索エンジンがどんどんと頭が良くなっている今の時代、小手先のテクニックだけで上位表示させることはどんどん難しくなっています。
いかに「自然な」リンクを集めるかということがとても重要です。
曰く“コンテンツは王様”
そこで出てくるのが「コンテンツは王様」という言葉。
自然とみんなが見てくれるような価値のあるコンテンツを作成し、自然にリンクが集まるようにすればいいんですね。
ただこれがそう簡単にできたら苦労しません。
ブログを始めてみればわかりますが、どんなに頑張ってコンテンツを書いてもそうかんたんに爆発なんてしません。
ネックなのが「時間」
良いコンテンツを書こうと思ったら、ネタ探しから文章作成、挿絵や場合によってはグラフなど…そして情報の裏取り…とても時間がかかり、ただでさえ忙しい人がこれをやろうとすれば、睡眠がとれなくなるのは確実です。
そこでこのブログで解決策としてあげられているのが
「同じように忙しい物同士で共同でブログを立ち上げる(でも競合とやってはだめだよ)」
The solution is to become a part-time blogger. Instead of running your own blog, work with others in your community that share a common clientele, but are not direct competitors to your business.
というやりかたです。
毎日書くのは難しくとも、5人でそれぞれ1週間に1記事なら書けるはず、と。
例えば…
例としてあげられているのは、『DIYブログ』として、配管工・電気工事士・インテリアデザイナー・家具職人などなどと共同でブログを書くことです。
大手メディアでは一般的にやられていることですね、というか基本的に一人でやっている大手メディアなんてないわけです。
これをローカルレベルでの繋がりを元にやってみるということですね。
執筆が楽になるということもあるけれど…
これはもちろん、忙しくてもできるという、この記事の趣旨にあったことでもあります。
しかし、ちょっと話はそれますが、それ以上にいろいろな人があるテーマに沿ってブログを共同運営するって、とても面白いと思うんですね。
しかし注意点もあります。
コンセプトなども含め「本当の目的」を忘れないこと
恐らく待っている落とし穴が、ブログを書くこと自体に集中してしまって、当初の目的、恐らく見込み客を獲得する、新規取引先を開拓する、という視点が気がついたらなくなってしまうことです。
これは十中八九、まとめ役の技量と恐らく根性・根気が重要になります。始める際は自らこの役割を立候補するか、できそうな人を引き込むのが大事でしょう。
内輪日記にならないように、きちんとマーケティング的な考え方を持てる人が引っ張りながらこうったコラボレーションブログを運営することは、かなり商売上プラスになると思います。
だって、複数の会社がお互いにもコミュニケーションを取りながら、1つのテーマに沿って記事を書いているって、面白そうじゃないですか?(^_^)
※この辺りは長くなりそうなので改めて…
今まだネットが普及していない業界ほど、先行者利益があると思われます。
2.シェアできるコンテンツを用意する
これは、いわゆる「小冊子」などでの無料フロントエンド商材戦術です。
この記事では「配管工が、“お風呂場をリデザインするためのガイド”という 本を書く」ことを例にあげていますが、流れとしては
- 作成したものを自サイトに置いて紹介コンテンツを作る
- その魅力が伝わるようなバナーを作成
- ローカルの(地域商圏内の)関連会社のサイトにバナーをおいてもらうようにお願いする(例えば、電気工事店、水道管などの資材ショップ、フローリングサービスをやっている会社などなど)
というものです。
これによって、地元内での紹介によるバックリンク獲得が見込めます。
しかも、内容が良ければ自然と伝播していきますので、特に何もしなくても伸びていくはずです。商圏内に限らず。
おすすめはPDF
ただの記事よりSlideShareなどのスライド、そしてスライドより動画、そして添付してメールでも遅れるPDFが最も伝播させやすいです。
何かのハンドブックをPDFで配布するのが王道パターンです。
この際メールアドレスを取ってリストを作ることを主眼にするのか、それともダウンロードして読んでもらって、覚えてもらう認知してもらうことを主眼にするのかで、細かい戦術は変わります。
読んでもらわないと、口コミでの伝播が発生しません。
有益な情報をまとめたものを今なら無料で!ということで、いろいろなローカル企業のサイトに載せていただくのがいいんじゃないかなと思います。
バックリンクにもなりますし、そこからの集客も見込めます。
※SEOとしてではなくリアルの方でも面白いと思いましたので下の方で番外編を書いています、よろしければ。
3.プレスリリースを打つなら「ローカル紙」に
何かプレスリリースを打つときに、全国に打ってももあまり効果は期待できません。お金をかけて代理店経由でうまくやってもらうか、または相当のインパクトがないと載せてくれません。
ただこれがローカルメディアであれば、地元の話題については載せてもらえる可能性が高いです。
ネット上にニュースサイトや新着情報を載せているところがないか検索して探し、そこにPRを打つんですね。業界紙もいいと思います。特に狭い業界なら。
バックリンク獲得にもなりますし、集客にもなります。
メディアじゃなくても地域で結構有名なブロガーさんでもいいと思います。
4.コンテストを開催する
これは日本でうまく効果を発揮するかイメージが沸かないのですが、何らかのコンテストをやって注目を集めようというのが概要です。
日本人はあまり点数をつけたりすることを嫌うので、オーソリティのあるメディア主催でないとちょっと厳しいかもしれないなと思います。
番外:地域のメディアに載せる(PRではなく)
これは面白いので、ちょっと付記したいと思います。具体的には費用対効果の高い広告出稿ができるのでは、という趣旨です。
新聞社やラジオ、ローカルコミュニティ紙、色いろあると思います。
例えば埼玉県であれば「埼玉新聞社」「文化新聞社(飯能市です)」あたりが検索すると出てきます。
それ以外にもたくさんのタウン誌がでてきますし、また、業界紙も結構でてきます。
それ以外は、実際に地域を回って、どこにどんな媒体が置かれているか足で調べて、そこで見つけた媒体に対してプレスリリースを打つ方が費用対効果の麺でかなり優れているはずです。
プレスリリース以外でも、こういった地元紙は有用な気がするんですね…なぜなら、裏表紙に広告を出しても60万円などありますので…
タウン誌の例としてはこちらが色々載っています。
個人的に興味があります。ローカルビジネスって結局リアルの世界でうまくいくのならそれでいいんですから。それを補助するためにWEBがあるくらいでいいんです。
極論を言えばWEBやらないで儲かっていればWEBいらないです(顧客満足度などの観点は除き)
終わりに
4つ+αほどでしたが、どれも「勝利の方程式」ではありません。あくまで策を考える上でのネタの1つです。これをどのように自社の強みや資産などを元に使っていくかがキモかと思います。
うまく行った事例があれば、ぜひ教えていただきたいです。Facebookファンページの方に書いて頂けるととてもうれしいです(^_^)
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よろしければサークルで一緒に情報交換などさせて下さいね(^_^)(※ちなみにこのウィジェットはここで作れます。)