中小企業のIT営業戦略術:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 中小企業のIT営業戦略術

中小企業がITを活用して売り上げにつなげるにはどうしたらいいか?WEBマーケティングとWEB戦略コンサル実績350社50業種以上の実績とノウハウで、海外の最先端情報を中心に、噛み砕いてご紹介。

インターネットの普及によって、現在情報量が爆発的に増大しています。

いかにその情報をうまく取捨選択し、玉石混淆の中から玉だけを拾っていけるかが大きな鍵となりますよね。

一見役に立たないように見える情報でも、その量を増やしてマクロよりの視点から眺めることで有意な情報となることもあります。

WEBでの商売においても、実際のリアルでの商売においても、この情報を活用していけるかどうかが、他社に差を付けるか付けられるかの大きなファクターになっているのが今のビジネスです。

そのため、その情報を活用するためのツールを使いこなせるかどうかは、ビジネスを大きく左右します。

そこで今回は、SEOmozのRandfish氏が紹介している「最近ローンチしたWEBマーケティング関連のサービス」を例に挙げて、最近はこんなことができるんだよということをお伝えしたいと思います。

該当記事はこちら。「SEOmoz | 6 New Tools Every SEO Should Check Out

1.Ontolo:相互リンク依頼先を効率よく探すツール

他のサイトからリンクを張ってもらうことは、サイトの価値を高め、平たく言えば検索結果での順位アップに繋がります。

そのために今までは、草の根ディレクトリサイトへの機械的登録からはじまり、コメントスパム、そしていわゆる「サクラ」的な自作自演サイトを作成してのリンク提供サービスや、個人ブログへの報酬付きのリンク付き記事依頼サービスなど、スパムと判定されてもおかしくはない「グレー」なサービスに需要がありました。

しかし、Googleを筆頭とする検索エンジンの進化によって、そういった「不自然」なリンクは見分けることができるようになってきています。
また、リンクも「数」ではなく「質」が重視される、Googleが裏で持っていると言われるTrustRankが重要視されてきています。

検索エンジンの、外部リンクに対する解像度と考え方が変わってきています。

そこで、再び脚光を浴びつつあるのが人力で行う「相互リンク」です。

それを支援してくれるのが、この「Ontolo」です。

これは、ある特定のキーワードに対して、様々な要素を勘案しながら、相互リンクを依頼すると効果が高いサイトをリストアップしてくれるサービスです。

ツール自体の動きは以下の動画をご覧下さい。※サインアップしたのですがツールが上手く動かず日本語が通るかは不明

Ontolo Link Building Toolset Demo from Ontolo on Vimeo.

このツールでは

  • あるキーワードがタイトルに含まれているかどうか、ドメイントップページのテキストに含まれているかどうか
  • そのサイトの信頼度(TrustRank)がどれくらいあるか(※GoogleはTrustRankを表に明らかにしていないので、SEOmozの「MozTrust」を使っています
  • ドメインの種類は何か

などを調べることが出来ます。

なぜその情報が大事か

そんな情報がなぜ大事かというと、検索エンジンは「関連性のあるサイトからのリンクを高く評価する」からなんですね。また、「信頼度の高いサイトからのリンクは高く評価する」ということもあります。

前者は大ざっぱには「タイトルタグや本文中に該当キーワードが入っているかどうか」後者は裏で持っているTrustRankがいかなるものか、がキーです。

Ontoloを使うことで、それらを考慮した上で、どのサイトからリンクをもらうと効果が高いかを知ることが出来ます。

これはかなりの労力の削減です。これまではおおざっぱにサイトのテーマを見て、順位が高くリンクをしてくれそうなところに片っ端から依頼をするという状態だったと思います。なぜなら、調べるくらいならメールを出してしまった方が速いからです。

しかしその裏で、きちんと調べていれば見つかったはずの「効果の高いサイト」を見つけることができない状態でした。

それがこのツールでは簡単にできます。

連絡先のあるなしも調べられる

とは言え、そういったサイトが見つかっても、リンクをしてもらうためには連絡を取らなくてはいけません。しかし、全てのサイトが連絡先を光表しているとは限りません。

そこで、Ontoloは

  • E-mailを記載している場合はそのE-mailを
  • Twitterのアカウントが乗っていればそのアカウント名を
  • Facebookのアカウントが載っていればそのアカウント名を

といった形で、連絡の取れるサイトかどうかも一緒に調べることができます。これで「いいな!」と思ったけど連絡先がどこにも載っていない…という事態を避けることが出来ます(もちろん、それで連絡が付けられるかどうかは別問題ですが)

大まかな利用の流れ

まだ実際に使えていないので、想像なのですが以下のような流れで使うといいかと思います。

  1. 自分のサイトを上位表示させたいキーワードをいくつかリストアップする
  2. そのキーワードでOntoloで調べてみる。
  3. 良さそうなサイトがたくさんリストアップされれば、そのキーワードで続けて絞り込みに入るが、そうでなければ別のキーワードを考える。
  4. キーワードを、まずは「.govや.edu」など官公庁系のトラストの高いサイトで絞り込む。
    候補が見つかれば、連絡先があろうと無かろうとキープ(問合せフォームなどがある場合もあるので)
  5. 続いて、ドメインでの絞り込みはやめ、連絡先のあるところを絞りこむ。
  6. そこのリストに対して、MozTrustとrelevancy(タイトルタグなどに入っているかなど)の高さと、割ける時間を考慮して順番にアプローチをかけていく

しかし、書いていて本当に楽にしていくれるツールだなと思います。

今まではここまで出来るツールは恐らくありませんでした。相互リンク支援ツールというのは、

  • メールの文面を登録しておく(依頼時、完了時、お断り時)
  • アプローチ先メールアドレスなどを管理しておく
  • メールを送り、一定時間返信がないと再度送るなどの進捗管理をする
  • 場合によっては相互リンクページをシステム側で管理して自動化する

という、アプローチ先を探してきた後の管理ツールがほとんどでした。

画期的だなと思います。

ちなみにOntolo二はそれ以外にも、バックリンクのモニタリングや競合調査などたくさんの機能があります。

無料プランもあるので、英語ですがぜひ使ってみて下さい。

2.SEO Gadget's Keyword Research Beta

続いて、「SEO Gadget's Keyword Research Beta」です。これは

  • あるキーワードの月間検索数
  • そのキーワードでのサイトへのアクセス数
  • そのキーワードでの検索順位

を調べることで、検索エンジンからの流入を改善するデータを得ることが出来ます。

検索エンジン最適化と言うことでSEOという言葉が一般的になりましたが、上位表示すればいいというものではありません。

上位表示はあくまで手段、というか課程であって、本当に実現したいのは「サイトへの検索結果からの送客」です。

1位になっているのに、全然クリックしてもらえなければ意味がありません。しかし、そういったことは少なからずあるんですね。

そのキーワードで検索した人の心理に全くあっていないページが一番上にあっても、誰もクリックしません。

そういったズレを把握するために、先ほどの3つの要素

  • あるキーワードの月間検索数
  • そのキーワードでのサイトへのアクセス数
  • そのキーワードでの検索順位

を元に指標をつくることはとても有用です。今までですと、検索順位チェックツールGRCに、同じ会社のアクセス解析SWCを組み合わせることで、同様の調査を行うことが出来ました。

この「SEO Gadget's Keyword Research Beta」が優れているのはそれをきれいにビジュアル化してくれることです。

ビジュアル化してくれるというのは、見た目だけの問題ではなくとても大事な物です。なぜなら、往々にしてキーワードは膨大なので、把握するのに数字とにらめっこすることが、とても大変な作業だからです。

リソースには限りがあるので、実際に対処できる数は限られてきます。なのでできるだけ大きなものをつぶしたい。

そんな時にビジュアル化してくれるとくれないとでは、その把握の速さに大きな差が出ます。

適切に作られたビジュアルはとても有用です。インフォグラフィックがはやっているのもそのためです。

終わりに

元記事ではこれ以外にも3つのサイトが紹介されています。興味のある方は是非ご覧下さい。

本当にこの世界は、発展が速いです。鮮度のいい情報をいかに自然に入ってくるようにできるか、これが大事です。

そして、ベストなのは「こういう情報が欲しいな」と思った時に、自らそれを得られるようなツールを作れるスキルを持つことです。具体的にはもうこれはプログラミングできるかどうかです。

実際、検索エンジンが提供しているAPIをPHPなどで叩いて、そのデータをマッシュアップするだけならそれほど難しいことはありません。統合開発環境がある.netなどでもいいと思います。

ツールを活用する、そしてツールを自分で作ってしまう。これができると、効率アップ・時短になりますし調査の精度も上がります、そして何より楽しいですよ!(^-^)

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中山陽平

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プロフィール

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中山 陽平

Office BeginToGone 代表/WEB戦略アドバイザー
350社50業種以上のWEB戦略コンサル経験と、2006年から続けている海外WEBマーケティング情報発信による最新のノウハウをもとに、中小企業のみなさんを支援するIT営業術・WEBマーケ情報を発信。
また、複数の企業にて、ウェブ戦略顧問や外部パートナーとしてコンサルやコンテンツ提供などを行う。
GoogleAnalyticsIndividualQualified、Adwords Professional認定者。
その他、アクセス解析イニシアティブ運営スタッフなど。

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