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技術で勝って、商売で負けていませんか?

自分の意見を持つという事の重要性

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meeting.jpgビジネスミーティングの場では特に、未来をどう予想するかなどについては、正解が無いのが事実です。

だからこそ、自分の意見を持っていたいものです。
もちろん、それなりの根拠(データ等)に基づいた意見であることに越したことはありません。

同じような考え方を持つ起業家が、朝刊誌面に寄稿(16.7.18日経新聞)していましたので、参考になるかと思いご紹介させていただきます。

ディー・エヌ・エー会長の南場智子氏
「採用の際にすごく大事にしているのが『思考の独立性』。私は父の支配下にいて自ら考えなかった。親の言うなりという人は少ないが、先生や友達、マスコミなどいろんなものに支配され思考の独立性を失っているように思う。」

「会社も、会長や社長が『答え』だと思ってしまうとバランスを欠いた組織になる。」

「日本人は『答えは1つ』という教育を受けてきた。高度に均質化した工業製品をつくっていたころはそれがベストだったが、今は邪魔になる。」

「自分で考えて答えを導き出す訓練を積む必要がある。常識や過去の事例から導き出せることはすべて人工知能(AI)ができる時代。人間は新しい課題をどう解決するかという仕事をすべきだ。」

「私も自分の頭で本当に考えられるようになったのはDeNAを立ち上げてからかもしれない。会社を生き残らせるにはどうしたらいいかと考えるようになった。『よくやったね』とほめてもらっても、会社は残せない。」

いかがでしょうか?
南場氏でさえも、自分で考えるようになったのはある程度の年齢になったときだったそうです。

難しい事ですが、自分の習慣や訓練次第で開発されるという事もまた事実なのです。


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