アマゾンが書店に与えた影響
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今更、標題にあるような記事を書くのも周回遅れ感が漂っていますが、それでも書くことにしました。
きっかけは、先日たまたまお話をする機会のあった、地元の中心地の地主さんとのある会話があったからです。
彼は大型書店を一等地で経営してきました。その店は地元でも1、2位を争うような規模の書店であり、他の小さな本屋さんに置いてない本でもそこに行けば大抵は手に入る、という店でした。
過去形の表現であるのは、数年前にその大型書店が突然に閉店になったからです。
そこで今回の地主さんとの会話の中で、閉店の経緯についてお聞きする機会があった訳です。
理由は明白で、アマゾンを筆頭にしたネット書店の影響で、売上減が顕著になってきたからだと話されていました。
もう少し詳しく言及すれば、大型書店であったからこそ、ネットの影響を受けたのです。この方いわく、もっと規模の小さな本屋さんであれば、固定客の存在があったりしてつぶれる事はなかった、という論理です。
そこで彼は書店経営という事業に終止符を打ち、同じ敷地を使って別の業態の店舗を誘致して現在に至っているのです。
今回のエピソードを通じて、この記事内にアマゾンなどのネットショップを否定するような野暮な事を言うつもりは毛頭ありません。
ただ私、大塚の目の前の生活圏において、このような事象が現実として発生している事実に対して、自分なりに思うところがあったという事です。
それはインターネットが与える影響の大きさであり、破壊力の凄さです。
だからこそ、ITソリューションという仕事に携わる身として、IT活用を通じて世の中の役に立ちたい、人々の生活を豊かにしたいという思いを新たにするのでした。
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