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プログラミングでメシが食えるか!?

高いロードバイクは何が違うのか?

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平日ですが、しつこくロードバイクネタで。。

Ll1先日購入したロードバイクと・・・

Ll2 最初に購入したロードバイクでは、新品状態で倍くらいの価格差があります。

既にロードバイクを楽しんでいる人でなければ、「なぜそんなに高いものが欲しいのか?」が理解できないことでしょう。そもそも最初に購入したロードバイクでも、普通の自転車に比べれば10倍くらい高いものかも知れません。

ロードバイクの使い方は人それぞれですが、多くの人達は、「健康・気晴らしの為のロングライド」でしょう。長距離を長時間快適に走り続けられることがとても大事なのです。ロードバイク乗りは1日で100kmくらいはごく普通に走ります。平均時速20km/hとしても、5時間くらい漕ぐことになります。

さらに、自転車で走るのは平坦路だけではなく、アップダウンもありますから、登りの快適さ、下りの安全さも大事です。ロードバイク乗りは一度に1000mくらいの峠を登ったりします。

5時間快適に走れるかどうかにまず価格の差があると私は感じています。

高いロードバイクはツール・ド・フランスなどでプロが競技で使っているものも多くあります。プロのような体力もないのに無駄だ、と思うかもしれませんが、そうでもないのです。ロードバイク競技は1日200kmくらい走ることを2週間続けたりしますから、プロといえども快適さがなければ辛いのです。カーボン製が主流になる前は、速さと快適さの両立が難しく、速さ優先で硬い乗り心地のものが多かったそうですが、今は快適さも考えられています。軽くて乗り心地が良くて、ロスが少ないものが良いのです。それは一般の人が乗るときにも同じです。それに、ロードバイクメーカーとしては、一般ユーザにもたくさん売れる方が儲かりますからね。

上の2台を比べると、おそらく重さは2kgくらい違う感じでしょう。路面の荒れているのを吸収する性能もかなり違います。軽自動車と高級車という感じの違いで、要するに、段差を超えてもすぐに振動が収まるのです。ペダルを踏み込んだ力が前に進む力になる割合も結構違う感じがします。30分しか乗らないなら我慢できると思いますが、5時間乗るなら結構な違いです。

それならば、高い自転車を買えば速く走れるのか?という疑問もあると思いますが、多少は速くなるでしょう。しかし、元々元気いっぱいの若者より速くはしれるとは思えません。体力がある人の方が間違いなく速く走れるでしょう。しかし、私のように50歳前後のおじさんが、安い自転車と高い自転車で乗り比べれば、やっぱり違うと思います。体力が元々衰えつつあるので、道具の差もそれなりに目立つのです。

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自転車仲間達の間では、「歳を取ったらスピードは金で買え」と冗談半分で言われています。長年家族のためにも頑張って仕事をしてきたのですから、健康にも良いロードバイクで贅沢をしたっていいじゃないか、ということもあります。

もちろん、健康のためなら、安い自転車でのんびり長時間サイクリングをしたっていいのです。でも、もう一つ大事なことが「モチベーション」です。やっぱり良い道具を揃えたらやる気もでますし、乗る度に「もっと高い自転車なら快適なんだろうなぁ・・・」と不満を感じているよりも、高い自転車を手に入れて、晴れやかな気持ちで走る方が良いかもしれません。

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他の趣味と同じで、ロードバイクも仲間がいるとますます楽しさが増します。仲間と走ること自体も楽しいですし、仲間同士で自転車談義をするのもまた楽しいものです。そんなときにも、同じ歳くらいの人達で集まって盛り上がっているときに、同じくらいの自転車に乗っている方がお互い気兼ねなく盛り上がれるということもあると思います。

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自転車好きが集まって、乗り比べをしたりするのも楽しいものです。そんなときにも、皆さんと同じようなランクの自転車に乗って行く方が一緒に盛り上がりやすいものです。何事もある程度のめり込まないと深い盛り上がり方ができないものです。

もちろん、一人で走っていても、漕いでいる感触、メカの動き、見た目など、自己満足しながら走る方が気持ちが良いのは当たり前で、乗る回数も増えるでしょうし、健康にも精神的にも良いのです。

ということで、高いロードバイクは、ちゃんと多くの価値があるのです!

高いといっても、スポーツジムの会員になり、毎月の会費を考えれば、3年から5年分で同じくらいになると思います。ロードバイクは体への負担が少ないので、長く続けられるスポーツですし、一度に長時間楽しめるので、メタボ対策にも最適ではないかと思います。私自身も40歳を過ぎてメタボ予備軍だと言われ、水泳・ランニングなどもそれなりに続けてきましたが、一番楽しくて、体が痛くならくて、やる機会を維持できるのはサイクリングではないかと感じています。水泳はプールに行かなければならず、時間帯や混み具合なども気を使います。ランニングはいつでも気軽に走ればいいのですが、長時間になるほど膝への負担が結構あります。サイクリングは天気さえ良ければ一度に2000kcalくらい消費できます。

ということで、若者は無理して高いロードバイクなど不要です。もともとお金では買えない体力という最高のものを持っていますから。歳を取ったら少しは贅沢をして仲間達と楽しむのも良いものだと思います。その結果、健康になり、精神的にも充実して、仕事がますますがんばれれば十分元は取れるとものだと思います!

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