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プログラミングでメシが食えるか!?

回線遅延シミュレータ:EthdelayProでの帯域制限の様子と、ネットワーク機器のオタク話?

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今日はネットワーク機材に囲まれて幸せな一日でした!

まずは、先日、回線遅延シミュレータ:EthdelayProデモを行った際に、自分でも良くできていると感心したパターンの確認です。
EthdelayProには測定機能があり、シミュレータの設定値に対して、どのようにパケットが流れるのかを実際にパケットを通して確認することができます。
デモで行ったのは、INS回線のシミュレーションで、64kbpsに帯域制限した際に、1500バイトのパケットを1msec間隔で送出し続けるとどのように相手に届くのかを確認しました。

E1
左がシミュレータの設定画面、右が測定画面です。まずは帯域制限のみ指定してみました。なお、帯域制限のアルゴリズムは、「トークンバケツ」と「リ−キーバケツ」があり、この場合はリーキーバケツにしないと先頭でピークが出てしまい、その後しばらく不通になってしまいます。測定結果のグラフは絶対遅延時間です。グラフを見ると分かるように、パケットが徐々に遅延して行く様子が見事に現れています。

E2
さらに遅延も150msec指定してみました。先頭パケットが150msec遅れますが、グラフではほとんどわかりませんね。。それ以降、どんどんパケットが遅延していきます。なお、測定方向も上とは逆方向にしてみました。

E3
グラフの拡大です。3割くらいロスもしていますね。バッファサイズを1000kbytesにしているのですが、あふれたのでしょう。

E4
トークンバケツにするとこんな感じになってしまいます。

E5
遅延は一定ですが、全体で64kbpsになるように通った後にしばらく捨てられてしまいます。

こんな感じに、Ethdelayシリーズを使いこなす際には、Proの測定機能があるととても便利なのです。

さて、このところある製品の開発を続けているのですが、リンクアグリゲーションの確認もしなければならず、「ネットワークポートの冗長化」に書きましたが、スマートスイッチを使って確認しています。前回の記事で写真に乗っているスマートスイッチはIOデータ製ですが、最近は安価なスマートスイッチが減りつつあり(需要が少ないのでしょう)、今のうちに買っておこうかとネットで探してみたところ、CISCOのものが半額以下でしたので、買ってみました。

C1
一番下が開発中のプログラムを動かしているホストで、その上がタイで買ってきたCISCO製のスイッチングハブ、その上に今回購入したスマートスイッチです。大きさはスイッチングハブとほぼ同じですが、VLAN、リンクアグリゲーション、スパニングツリーなど、様々な機能が使えます。

C2
設定はWEBというのが、やや使いにくいのですが(シリアルでコマンド入力の方が便利・・・)、機能は豊富で、しかも日本語メニュー+オンラインマニュアルも日本語。

C3
これなら簡単!と思ったら、意外と空気を読んでくれず、ポートベースVLANとスパニングツリーの設定が全く連携しておらず、VLANで分けているのに、スパニングツリーがループを見つけてしまうという問題に気付くのにかなりの時間を使ってしまいました。。

とはいえ、機能豊富で気に入ったので、今のうちにもう1台買っておこうと思って同じショップを見たところ、なんと!残り1個で、さらに安くなっていたので、迷わずポチッとしておきました!

さて、午後には前述のシステムを共同開発している会社に行き、高性能マシンへのセットアップと動作確認です。

Cc1
同じCISCOのスイッチですが、こちらは数百万円!10Gのポートも装着してあります!

Cc2
高い割に、見た目は地味で、製品名もこんなに小さい・・・

Cc3 Cc4
プログラムを動かすホストも、こんな感じの高性能サーバ機です。高価なSASのHDDがいったいいくつあることやら・・・。

OSのデバイス設定関連で少々手こずりましたが、無事に動いて、しかも性能も予想以上で、まずは満足できる結果でした。

こういうことをやっていると、楽しいので時間はあっという間に経ってしまうのですよねぇ!

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